華奢なからだってどんな体型?目指すべき目標は?
「華奢になりたい!」って思っている方は多いと思いますが、そもそも華奢なからだってどんな体型のことをいうのでしょうか?まずは華奢についておさらいしていきましょう。
華奢な体型とは
華奢な体型と聞くと、すらりとした印象で痩せている体型を思い浮かべますよね。しかも、ただ痩せているだけでなくて、どこか上品さと儚さを感じさせるような線の細さで、男性から「守ってあげたい!」と思わせるような雰囲気を醸し出すのが華奢な体型の印象です。
具体的な見た目の特徴としては、骨格が細くて腕や脚、首が細くて顎のラインもすっきりしている方が一般的に華奢だと言われています。
全体的に細身なので、脂肪がほとんどないのはもちろんのこと、筋肉もあまりなくて鎖骨が見えていることも特徴的です。
また、骨格自体が細いので、肩幅が狭いことも華奢に見えるポイントです。
ただ、脂肪や筋肉があまりない体つきなので、華奢な体型の女性の中には、実は胸やおしりの肉付きが物足りなく感じると悩んでいる方も多いのです。
華奢なからだで有名な日本女優
華奢なからだの特徴はわかったけど、実際にはどんな人が華奢に当てはまるのかピンと来ないという方もいますよね。
そこで、華奢なからだで有名な日本の女優やモデルを一例として挙げていきます。
まず、美容雑誌やファッション雑誌に引っ張りだこのフリーアナウンサー田中みな実さん。
華奢だけどどこか柔らかさを感じさせる女性らしい体型は、女性なら誰もが憧れる理想的なボディです。
次にモデルとしても人気の女優、山本美月さん。
高身長で小顔、そしてスラリと伸びた手足と華奢なからだはまさにモデル体型です。最近ではロングヘアをばっさりとカットしてショートにしましたが、華奢な体型の特徴でもある首の細さが際立っています。
そして人気絶頂の中、女優を引退した堀北真希さんも華奢で儚げな雰囲気の女性ですよね。
控えめで物静かな印象と華奢なからだが、男性から「守ってあげたい」と思わせるような、華奢なからだの印象にぴったりの女性です。
最後は、小顔で厚みを感じさせない華奢なからだの水原希子さん。
SNSなどで水着や私服姿を見せるたびに、その細さに圧倒されるファンの方も多いのではないでしょうか。
本人は細身なからだに悩んでいて、太る努力をしているとのことですが、やっぱりその華奢なからだには憧れずにはいられないですよね。
骨っぽく見えていない?「華奢」と「細い」の違い
これまで「華奢」の特徴についてまとめてきましたが、「華奢」と言われるからだとただ単に「細い」という体型には、なんとなく違いがあるように思いませんか?
こちらでは気になる「華奢」と「細い」の違いについてチェックしていきましょう。
華奢とは「しなやか・スラリとした体型」
まず、華奢とはただ細身な女性を指す言葉ではありません。
もちろん、細身であることは華奢の前提条件ではありますが、男性が「華奢」というときは、細身で上品な女性を意味することもあるのです。
また、華奢には女性らしいしなやかさを感じさせることも重要です。
鎖骨や胸鎖乳突筋が見える細身な体型でも、ほかのパーツには骨っぽさなどを感じさせないことが、華奢に見えるポイントです。
そのため、細身なのに骨っぽさを感じさせないスラリとした体型でありながら、さらに品のある佇まいの女性こそ、華奢という言葉がぴったりなのです。
細いとは「骨っぽい・不健康」
「細い」の場合、それは単に物理的に細い人を指します。
あくまでも物理的な言葉になるため、その人の雰囲気や印象は一切含まれることはありません。そのため、いくら細身でも骨っぽさがある体型や不健康そうに見える場合は、華奢よりも「細い」という表現になりますよね。
細身な体型に憧れるという方も多いと思いますが、男性は骨ばったガイコツのような細さは求めていません。
適度に丸みのある身体こそ女性らしく華奢なからだを目指すようにしましょう。
華奢な体を作るポイント
憧れの華奢な体を作るには、骨っぽくならず、不要な脂肪や筋肉のない体型を目指す必要があります。ここでは、華奢な体を作るときのポイントを解説します。
バランス良くしっかり食べる
食事は無理に減らさず、栄養バランスを意識してしっかり食べることが重要です。華奢で健康的な体を維持するためにも、食事には十分注意しましょう。
朝・昼・晩の3食から、体の維持に欠かせない5大栄養素をしっかり摂ることが基本です。炭水化物や脂質を減らす人もいますが、これらの栄養素は脳や体を動かすエネルギー源になり、ホルモンの材料にもなる重要な要素です。極端に避けず、食事にしっかり取り入れましょう。
食事量は常に腹八分目を心がけ、食べ過ぎないように調節することも大切です。
軽めの運動を習慣にする
軽めの運動を継続することもポイント。余分な脂肪を燃やしつつ、筋肉を引き締める効果が期待できます。できれば週3回以上、1回20分以上を目安に続けられるとベストです。
運動は筋トレや有酸素運動がおすすめです。ウォーキングやジョギングのほか、ヨガやスクワット、プランクなどが適しています。ひとつの種目にこだわらず、日替わりでメニューを変えると飽きずに続けられます。全身をまんべんなく動かすことにもつながるので、さまざまな運動にチャレンジしましょう。
十分な睡眠時間と休息をとる
余分な脂肪をため込まないように、疲れた体をきちんと休ませる時間を確保することも重要です。このとき、単に早く寝るのではなく、熟睡できる工夫をするようにします。
まずは寝室の環境を整えることが大切です。温度や湿度を適度に保ち、快適に過ごせる空間にしておきます。照明は就寝の1時間前から暗めにしておくのがベストです。
また、寝る直前に暴飲暴食するのは避けましょう。寝る前に食事をしてしまうと、体が消化吸収することを優先してしまい、睡眠の質を下げる原因になります。食事はできるだけ早い時間帯で済ませておくことが大事です。
普段から良い姿勢を意識する
普段の姿勢が悪いと、筋力が低下して肩まわりに脂肪がつきやすくなります。特に猫背の人、背もたれを使う人は要注意です。姿勢の悪さが定着し、華奢な体とは程遠い体型になってしまいます。
猫背や巻き肩のような姿勢は、肩や背中周りの筋肉が使われずに緩んでしまった状態です。肩や背中を動かすエクササイズを取り入れ、少しずつ筋肉を鍛えていくのがおすすめです。きちんと筋肉が動くようになれば、良い姿勢をキープしやすくなります。
華奢なからだを目指すならエステもおすすめ
セルフケアでは限界があると感じている人は、プロと一緒にボディメイクできるエステがおすすめです。
エステでは一人ひとりに合ったメニューを考案してくれます。自分がなりたい体のイメージに合わせ、より的確な方法で理想のボディを目指せるのがポイントです。また、自分のケアだけでは挫折してしまう人も続けやすいのがメリットです。
部位ごとに解説!華奢なからだを作るマッサージとストレッチ法
それでは最後は、華奢なからだを目指すためのマッサージとストレッチをパーツごとにご紹介していきます。
肩周り
普段あまり気にすることのない肩周りですが、すぐに目に入るので華奢に見せるためには一番影響のあるパーツです。
・デコルテ
特に華奢に見せるために重要なのがデコルテ。
すっきりとしているのに女性らしさを感じさせるためには、首筋と鎖骨を見せることがポイントです。そのためには、マッサージでリンパのつまりを解消しましょう。
【手順】
1.鎖骨の上に親指以外の4本の指をあて、肩先から中央に向かって軽く押す
2.親指以外の4本の指を使い、鎖骨の上を肩先から中央に向かってさする
3.同様に、鎖骨の下を肩先から中央に向かってさする
各手順を、左右3回ずつセットで行うと効果的です。
このとき大切なのが、必ず肩先から中央に向けてリンパを流すこと。
逆にしてしまうと、リンパの流れを滞らせてしまうかもしれないので、注意してくださいね。
・二の腕
痩せにくく脂肪がつきやすいパーツの二の腕。
二の腕をすっきりさせるためにも、やはりリンパを流すセルフマッサージがおすすめです。
【手順】
・左右の指を組み、手のひらを外側に返して腕の筋を伸ばす
・指先から肩へ向かってゆっくりと指圧する
・脇の下をしっかりとほぐす
・指先から二の腕までをさする
マッサージのポイントは、自分が気持ちよいと感じる強さでゆっくりと行うこと。また、最後の仕上げは、脇の下に血流を流すようなイメージで行いましょう。左右とも2~3回程度さすれば十分です。
・首
ほっそりとした首も、華奢見えには欠かすことができません。
基本として、太くなる原因でもある首を鳴らすような行為は避けるようにしましょう。また、マッサージでは胸鎖乳突筋、いわゆる首筋を強調させるようにするのがポイントです。
【手順】
1.頭を左右に傾け、首筋を2~3回程度伸ばす
2.耳の下に人差し指・中指・薬指をあて、円を描くイメージでやさしくほぐす
3.指を首元へと少しずつ下げ、首筋を人差し指と親指でつまむようにして鎖骨までほぐす
首筋のコリコリした部分を丁寧にもみほぐしていくイメージです。仕事の合間でもできる簡単なマッサージなので、ぜひ試してみてください。
背中・ウエスト周り
華奢なシルエットには、後ろ姿や腰回りのボディラインも重要です。ここでは、背中やウエスト周りのマッサージを紹介します。
・背中
自分では見ることがないので、あまり気にすることもない背中ですが、実は他人からは見られているパーツです。
背中は凝りをほぐすことですっきりと見せることができるので、肩甲骨を回すストレッチや、以下のセルフマッサージをやってみてくださいね。
【手順】
1.仰向けで寝る
2.腰の位置にある背骨の横に拳を上にしてあてる
3.拳に体重をかけ、腰を左右に振ってぐりぐり揉みほぐす
4.背中を上げ、拳の位置を徐々に上げていく
・ウエスト
すっきりとくびれたウエストは、揉みほぐして作りましょう。
【手順】
1.親指を背中側に向けるようにして、ウエストに手を当てる
2.ウエストをギューッと握った時に感じる、お腹の側面の筋周りを揉む
3.2~3回ウエストを上下にさする
華奢な体型を目指すためにはマッサージも効果的ですが、実は背中・ウエスト周りは良い姿勢をキープすることを意識するだけで筋肉がつき、痩せやすいからだへと導いてくれます。
背筋がピンと伸びた美しい姿勢を常に意識することも忘れずに。
脚
血行が悪くなると老廃物が溜まりやすくなり、むくみやセルライトができやすくなる脚。
むくみやセルライトを放っておくと、太く見えるだけでなく、リンパの流れが悪くなり冷えの原因にもなるので、マッサージで老廃物を流すようにしましょう。
【手順】
1.床やいすに座り、足首から膝に向けてやさしくさする
2.膝上から脚の付け根に向かって太ももをさする
3.太ももを軽く絞るようにしてマッサージする
特に立ち仕事の人は、毎日マッサージで老廃物を流して華奢な脚を目指しましょう。
顔
きゅっと、引き締まったフェイスラインは華奢な印象を与えます。
でも、実は日本人が話す日本語って、口の筋肉をあまり動かさないで話すことができる言語なので、口角が下がってしまい、頬がたるみやすくなると言われているんです。
口の筋肉を動かして話す英語が母国語の方たちって、口角がきゅっと上がった印象がありますよね?
すっきりとしたフェイスラインを目指すためには、口をすぼめたり「イー」と口を横に広げたりして口の筋肉を鍛えてみるのがおすすめです。
口角が上り頬もたるみにくくなるはずですよ。
また、日常生活で凝ってしまった顔の筋肉をほぐすマッサージも効果的です。
【手順】
1.フェイスラインに沿って手のひらをあてる
2.顎の先から耳に向かってマッサージする
3.両耳の裏にあるリンパ節を軽く押す
4.耳の裏から首筋まで、老廃物を流すようなイメージでマッサージする
このとき、オイルやクリームで滑りを良くしておくのが大切です。
無理にマッサージすると摩擦で肌荒れを引き起こす可能性があるので注意しましょう。
まとめ
ここまで、華奢な体型についてまとめてきました。
華奢なからだというのは、細いだけでなく女性らしく上品さを感じさせるものです。
体型にお悩みの方は、今回紹介したマッサージ方法を参考にして、ただ細くなるのではなく、品のある華奢なからだを目指してみてはいかがでしょうか。