小顔に見えるマスクの付け方
マスク生活が浸透するなかで、さまざまなマスクが登場しています。中には小顔に見える効果があるマスクも販売されていますが、定番の不織布マスクもちょっとしたテクニックを使えば、顔を小さく見せることができます。
まずは、小顔に見えるマスクの付け方から説明します。
スキマを作らず顔にぴったり付ける
小顔に見せるには、マスクと顔の間にスキマを作らないようにぴったり付けましょう。マスクがフィットしていないと顔が膨張して見えることがあり、隙間をなくすと顔の面積が小さく見えます。
また、プリーツタイプの不織布マスクを付けるときは、プリーツ部分を顎下まで広げると顔が長く見えるので要注意。プリーツ部分は伸ばし過ぎず、フェイスラインに沿うようにマスクを付けると面長に見えるのを防げます。
マスクの鼻の中央部分に折り目を付ける
マスクの中央部分に折り目を付けるという方法も、小顔に見えるマスクの付け方のひとつです。
不織布マスクを使うときは鼻の部分にあたるマスク中央の上部に折り目を付けると、マスクの上からでも顔の立体感を出せます。
マスクによって立体感が生まれると、彫りの深さも強調されます。すると、顔のパーツが目立って小顔に見えるようになるでしょう。
特にワイヤー入りの不織布マスクは折り目が付けやすいため、顔の立体感を出したい方にはおすすめです。マスクをフェイスラインに沿わせながら顎を隠し、顔のパーツを目立たせるように付けましょう。
目から指一本分をあけて顎先まで
マスクの位置が下がり過ぎると間延びした印象を与えることがあります。とはいえ、目の下ギリギリまでマスクを広げると、風邪を引いているような印象を与える可能性も。
小顔美人に見えるマスクの付け方は、目(下まぶた)から指一本分あけて着用することです。
まず、鼻が隠れるようにマスクを着用してから下まぶたに指を置き、指一本分のところまでマスクの位置を下げて調節します。マスクの幅は顎先くらいまで広げると小顔に見えやすいので、くれぐれも広げ過ぎないよう注意してください。
小顔に見えるマスク選びのポイント
マスクは、付け方次第で顔を小さく見せることができます。しかし付け方だけではなく、マスクの大きさや色も小顔効果に影響を与えます。
そこで、小顔に見えるマスク選びのポイントも紹介します。
顔の大きさに合ったマスクを選ぶ
マスクのサイズには小さめ・普通・大きめのほか、子供用といった種類があります。一般的なマスクの横幅の目安は普通サイズで17cm前後、小さめサイズで14~15cm、大きめサイズで18cm以上です。マスクを購入するときは横幅と縦幅が何cmか確認すると、より自分の顔にフィットしたサイズを選べます。
小顔に見せたいと大きめのマスクを選ぶ人もいますが、かえって顔が大きく見えてしまうことがあります。
小顔に見せるためには、自分の顔にフィットするサイズのマスクを付けることが大切です。まずは顔の大きさを測り、自分に合うマスクサイズを知りましょう。
一般社団法人日本衛生材料工業連合会が公表している、自分に合ったマスクサイズの測り方は以下のとおりです。
1.親指と人差し指を使ってL字形を作る
2.L字型をキープしたまま、耳のつけ根のいちばん高い部分に親指の先端を当てる
3.鼻のつけ根から1cm下に、人差し指の先端を当てる
4.定規などを使い、親指から人差し指までの長さを測る
測定した長さと下記を照らし合わせ、自分に合うサイズのマスクを購入するようにしましょう。
9~11cm=子ども用
10.5~12.5cm=小さめサイズ
12~14.5cm=普通サイズ
14cm以上=大きめサイズ
出典:「マスクについて」(一般社団法人日本衛生材料工業連合会)
自分に合った色や柄のマスクを選ぶ
マスクの色や柄による視覚効果によって、小顔を演出することも可能です。たとえば、黒やネイビーといった低明度カラーには顔をすっきり見せる効果があります。
黒やネイビーは収縮色とも呼ばれ、同じ面積でもほかのカラーより小さく見せることができます。小顔効果を優先したい方には、最適なカラーといえるでしょう。
特に黒いマスクは男女とも使いやすく、コーディネートしやすい点も魅力です。黒やネイビーが苦手な方は、同じく引き締め効果のある寒色カラーを使いましょう。
ちなみに、血色を良く見せたいときはピンクやベージュなどの高明度カラーがおすすめです。特に肌色に近いカラーは肌なじみが良く、マスクが浮いて見えません。悪目立ちせず、ナチュラルな印象に仕上がります。このように、マスクは色を変えるだけで顔の印象が変わってきます。
パーソナルカラーに合った色のマスクを選ぶのも良いでしょう。イエローベースの方には黄みが入ったカラー、ブルーベースの方は淡いブルーやラベンダーカラーが似合います。
また、小顔に見える柄やデザインを選ぶのも、小顔に見せる方法のひとつです。たとえば、シェーディングを入れたような切り替えが入ったマスクなどは、輪郭をすっきり見せることができます。
小顔に見えるマスクの裏ワザ
マスクの大きさが合っていないときでも、小顔に見せる方法はあります。ここからは、小顔に見えるマスクの付け方の裏ワザを紹介します。
紐をクロスする
小顔に見せるためには、マスクを顔にピッタリ付けなければなりません。しかし、マスクを付けてみたものの、少し大きく感じるときもあるでしょう。
そんなときは、耳の前で紐をクロスさせて紐の長さを調節してください。紐をクロスさせるとマスクと顎の下にあるスキマがなくなるので、マスクが顔に密着して小顔効果が得られます。
紐を結ぶ
マスクが大きいと感じたときに、紐を結ぶという方法もあります。紐の長さを調節できる結び方をすれば、ブカブカのマスクも顔にしっかり密着させることができます。
マスクを付けたまま簡単に長さを調節できる方法は、以下のとおりです。
1.耳の下の紐に親指と人差し指をかけ、手前に返して輪っかを作る
2.親指と人差し指で紐を掴んで輪の中に引き入れ、結び目を作る
輪っかの大きさを調整すると紐の長さはもちろん、マスクの大きさも変わってきます。紐を調節するときは小顔に見せることも大事ですが、耳が痛くならないよう確認しながら調節しましょう。
ホッチキスで調節する
不織布マスクは顔から浮きやすく、マスクがフィットしにくい場合があります。頬とマスクの間にスキマができると、顔が大きく見える原因に。そのようなときは、浮いてしまう部分をホッチキスで留めて調節してみると良いでしょう。
1.サイドのいちばん上にある折り目の接着されている部分を剥がす
2.剥がした折り目をいちばん下の折り目に重ねて、ホッチキスで止める
この方法でマスクの大きさを調節するとマスクの縦幅が短くなり、顔にフィットしやすくなります。なお、接着部を剥がさずにホッチキスで留めるパターンもあります。
1.マスクを付けた状態で鏡を確認し、マスクの浮いている部分が頬につくよう折りたたむ
2.折りたたんだ部分を指で押さえながらマスクを外す
3.マスクの内側から折りたたんだ部分をホッチキスで留める
大きさを調節したマスクを付けると、頬のスキマや顎の開きも顔のラインに沿うようにフィットするので、小顔効果が実感できるでしょう。
まとめ
マスクを付けたときに顔が大きく見えるという悩みは、ちょっと工夫すれば簡単に解決できます。小顔に見えるマスクも販売されていますが、不織布マスクでも付け方を変えるだけで小顔に見せることができます。
小顔に見える付け方をマスターし、マスク生活でもおしゃれを楽しみましょう。