お腹周りに脂肪がついてしまう原因とは?
お腹周りは非常に脂肪がつきやすい部位です。また一度ついた脂肪がなかなか取れないのが悩みの種という方も多いでしょう。
そもそもお腹周りの脂肪ってどうしてつくの?というところから解説いたします。
基礎代謝が下がっている
お腹周りに脂肪が付きやすい原因として「基礎代謝の低下」があげられます。
お腹周りにつく脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。特に女性につきやすく、指でつまんだ時などにつまめるのが皮下脂肪です。
女性は妊娠に備えて、脂肪を溜めこむ傾向にあります。また女性ホルモンである「エストロゲン」には脂肪をコントロールする作用もあるのです。女性ホルモンは年齢とともに分泌量が低下する傾向にあり、特に更年期などになると女性ホルモンが低下し、脂質を体内に取り込みやすくさせてしまうのです。
また女性は男性に比べて筋肉量が少ないことから、内臓の冷えなども起こりがちです。このような理由から女性は脂肪がつきやすい上に、基礎代謝が下がると脂肪が燃えにくく落ちにくい状態に陥るのです。
骨盤のゆがみ
お腹周りに脂肪がつきやすい原因は「骨盤のゆがみ」も大きく影響します。骨盤が歪むと、骨盤が開きがちになります。そのため上部にある内臓が下がってきやすい傾向になります。
骨盤のゆがみには、さまざまな原因がありますが足を組む姿勢や座り方が引き金となります。床などに座るときの横座りやお姉さん座りも骨盤を歪ませる座り方です。またお仕事などで座っていることが多い方は、足を組んでしまいがちになり、座ることで骨盤自体が広がるので歪みを引き起こします。
さらに問題となるのが猫背の姿勢です。この姿勢はインナーマッスルを低下させることから、お腹周りの脂肪の原因となります。それは、インナーマッスルには内臓を正しい位置に保つ働きがあることから、低下することで内臓が下がり下腹をぽっこりとさせてしまうのです。
お腹周りの脂肪をスッキリさせるには?
お腹周りの脂肪は基礎代謝の低下や骨盤のゆがみが原因となることが理解できたところで、いよいよお腹痩せに良いとされるダイエット法を2つご紹介します。
食事
ダイエットにはかかせないのが食事ですね。ただ極端に食事制限をするのではなく、ちょっとした工夫で皮下脂肪を落としやすくしましょう。
実はお腹周りの脂肪は便秘も関係します。そこで食物繊維を積極的に取ることがおすすめです。食物繊維1日350g以上という数値が、厚生労働省が推進する摂取量です。しかし20代では220g、30、40代でも250gしか摂取できていないというデータがあります。低糖質で食物繊維をしっかり取れる食材としてひじきやごぼうもおすすめですので積極的に取るようにしましょう。
続いては間食を控えることです。ついついながら食べをしたり、小腹がすくとおやつを食べてしまう方は、せめて1日200kcalまでに押さえましょう。また、ナッツ、果物、乳製品など脂肪を溜めにくいものにすることが大切です。
最後に気をつけたいのは、食事はできるだけ夜ではなく朝にしっかり取ることです。夜はその後の活動量が少ないため、溜まる一方です。さらに夜は血糖値が高いので糖質などを過剰に取ると脂肪に変わりやすいので気をつけましょう。
運動
続いて取り組みたいのが運動です。
同じ運動でも率先して有酸素運動を行い、脂肪を燃焼させることが必要です。そのため、ウォーキングやストレッチなどがおすすめです。朝少しだけ早く起きてウォーキングをする、お風呂上がりにストレッチをするなど手軽に生活の中に有酸素運動を取り入れましょう。
また有酸素運動に加えて、お腹周りの脂肪をとるエクササイズも有効です。スクワットで痩せ体質にすることやウエストを捻じることでくびれを作る方法といった簡単なエクササイズからはじめましょう。
また慣れてきたら、仰向けになって両足を上げゆっくりと上下するエクササイズやプランクと呼ばれる体幹を鍛えるエクササイズも有効です。プランクはうつ伏せになり握りこぶしを縦に床におき、肘から下を床につけたまま、つま先の力で身体全体を支えるエクササイズです。どちらもテレビの合間などにできますので、少しずつ取り入れながらぽっこりお腹を解消しましょう。
お腹周りに脂肪がつかないようにするためには?
ついてしまったお腹の脂肪を落とすことも大切ですが、新たに脂肪がつかないように工夫することも大切です。おすすめの方法を2つご紹介しますのでぜひ試してみてください。
体を冷やさない
1つ目は「身体を冷やさないこと」です。
女性には冷え性の方が多くいますが、冷えは脂肪の燃焼を妨げてしまう原因となってしまいます。実に体温が1度あがるだけで基礎代謝は12%程度もアップするというから驚きですね。
身体を冷やさないための工夫として、お風呂で半身浴をすることをおすすめします。温度が高めのお湯ではなく38度前後のぬるめのお湯に10~15分浸かって10分休憩し、そのあと少し長めに15~20分程度浸かります。身体全体をお湯にひたすのではなく、胸から下ぐらいまでにするのがポイントです。
また身体に入れる飲み物を温かい物にすることも有効です。カフェインがあまり入っていない温かい飲み物がおすすめです。シナモンなどが入った紅茶、生姜など身体を温めるものが入っているものを選びましょう。
内臓を温めるためにお腹にカイロをはるのもいいでしょう。貼る位置は丹田と呼ばれるおへその下が有効です。
インナーマッスルを鍛える
脂肪をつきづらくするためにはインナーマッスルを鍛えることが欠かせません。
特に意識したいのは腹筋です。お腹の中央部の腹直筋、左右の腹斜筋、お腹のインナーマッスルである腹横筋にしっかりとアプローチしましょう。
また、お腹をグルッと丸めて行うペルヴィックエクササイズで筋トレする方法もおすすめです。仰向けになり両膝を立てたら手は身体に横におき、膝をお腹に近づけるように身体を丸めます。さらにお尻を持ち上げてあごに膝が近づくように丸めることで筋肉を鍛えることができます。
さらに呼吸法を取り入れた30秒ドローインを取り入れることも非常に有効です。非常に簡単なエクササイズなので、1日最低6回くらいはできると良いですね。
お腹の脂肪をつけにくくする工夫は日常生活に自然と取り入れるのがもっとも無理がなく効果が高い方法です。
まとめ
お腹周りに脂肪がついてしまう原因は基礎代謝が下がっていたり、日々の食生活や骨盤のゆがみなどが原因と考えられます。お腹痩せにおすすめできるダイエット法を上記で紹介していきましたが、自分に合ったダイエット法でお腹周りをスッキリさせましょう。