下半身太りの最大の原因は、脂肪のつきやすい生活にある!
下半身デブになる最大の原因、それは脂肪のつきやすい生活にあります。では一体、どんな生活をしていると下半身に脂肪がついてしまうのでしょうか。
運動不足
運動不足が続いている人は、下半身太りになる可能性が高いです。というのも運動不足が続くと筋肉量が減り、下半身の肉が肥大化します。筋力が弱くなるとセルライトなどの脂肪も蓄積されてしまうので、下半身が太って見えるようになってしまうのです。
体に脂肪がつくのは、消費カロリーよりも摂取カロリーが多いからです。消費カロリーには基礎代謝や生活活動代謝がありますが、生きているだけで消費される基礎代謝だけでは60%ほどのカロリーしか消費されません。
基礎代謝が低くても、日常生活の動作や運動など体を動かすときに消費される生活活動代謝を上げれば、エネルギーは消費され、脂肪が燃焼されやすくなります。
運動をしていなければ脂肪は溜まる一方です。「そんなに食べているわけでもないのに、下半身デブになってきたな。」と感じたら、運動不足を疑ってみましょう。
また、長時間同じ姿勢でいるとむくみの原因になるため、仕事で座りっぱなし・立ちっぱなしという方も要注意です。立ちっぱなしだと重力によって下半身に血液がとどまり、足がむくみやすくなります。逆に座りっぱなしだとお尻やももの裏が圧迫されて血液がとどまり、むくんで足が太く見えることがあります。
太りやすい食生活
太りやすい食生活をしている方も、下半身太りになりやすいです。運動していても摂取カロリーが多ければ、どうしても下半身やお腹周りに脂肪がついてしまいます。
「食事を抜いてしまえばいいのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。摂取カロリーを抑えれば一時的には脂肪が減るでしょう。しかし、基礎代謝や運動による消費カロリーを増やさない限り、食生活を戻した途端、下半身太りに逆戻りしてしまいます。
栄養が偏った食事も代謝が落ち、カロリーを消費しにくい体になります。特に、普段から炭水化物や甘いものなど太りやすいものを食べすぎている方は注意が必要です。炭水化物ばかり食べている方は、筋肉の土台となるたんぱく質も意識して取り入れることをおすすめします。
食生活をチェック!下半身太りにつながりやすい食べ物
下半身太りは体質のせいだと思っている人は少なくありませんが、実は日頃何気なく食べている食べ物が原因ということもあります。下半身太りの元になる食べ物を紹介していきますので、習慣的に食べていないかどうかチェックしてみましょう。
砂糖がたくさん入ったスイーツや飲み物
「甘いものが好き」という人が多く摂っている砂糖。砂糖をたっぷりと使ったスイーツや飲み物を摂る習慣がある人は要注意です。
砂糖を摂ると、体内の血糖値が急激に上がります。急激に血糖値が上がると、今度は急激に血糖値が下がるため、「また食べたい!」と脳が食べ物を欲するようになります。その結果、食欲が増し、食べすぎてしまうことに。結果として、ダイエットには悪循環になってしまうのです。
マーガリンの入った菓子パンやお菓子
菓子パン、ケーキ、お菓子などに多く含まれるマーガリン。バターよりも安い、植物性なのでからだに良さそう、柔らかくて扱いやすい、といった理由から、マーガリンを好んで使っているという人もいるのではないでしょうか。
しかし、マーガリンも下半身太りの原因となることがあります。
マーガリンに含まれているトランス脂肪酸は、血液中の善玉コレステロールを減らして、悪玉コレステロールを増やします。
血液がドロドロになると、血液の流れが悪くなりますから、代謝が落ち、下半身太りになりやすくなる可能性があります。菓子パンやケーキを食べる習慣があるなら、それが下半身太りの原因かもしれません。
アイスやチーズなどの乳製品
アイス・チーズ・ヨーグルト・生クリームなどの乳製品の摂りすぎは基礎代謝の低下につながることがあります。というのも、日本人は乳製品を消化するための酵素を持ち合わせていない人が多いので、消化不良を起こすことがあるからです。
消化不良になると基礎代謝が悪くなり、エネルギーに変えられなかった栄養が体に蓄積されてしまいます。たとえ食べる量や運動量が同じだとしても、基礎代謝量の低い人は高い人に比べて太りやすくなります。
だからといって、栄養豊富な乳製品をまったく摂らないというのは体に良くありません。乳製品を摂り過ぎているようであれば、量を減らしたり別の食品に置き換えたりして、摂り過ぎないよう注意しましょう。たとえば、牛乳を豆乳に変えてみるという方法もあります。
塩分の多いインスタント食品
塩分を摂りすぎると、血液の濃度を保とうとするために、水分が欲しくなります。通常、水を飲むと体外に排出されますが、塩分を摂りすぎた場合は、そうはいきません。
血液中の塩分の濃度を薄めるために、からだが水分の排出をやめるので、飲んだ水が体内に留まります。結果として、むくんでしまうのです。
下半身太りの原因がむくみからくることは多いので、下半身をすっきりとさせたいなら、塩分の高い食事は避けましょう。外食が多い人、インスタント食品を習慣的に食べている人は要注意です。インスタント食品は塩分が多いので、なるべく食べないようにしましょう。
下半身太り解消に良いダイエット食品とは?
ダイエットというと、「食べない」というイメージが強いですが、食べないだけでは効果的に痩せることはできません。食べ物の中には、下半身太りから脱出するサポートをしてくれる食材もあるので、積極的に食べていきたいものです。
下半身太りの元となる食べ物について知るだけでなく、下半身太りを解消するために積極的に食べたい食材についても学んでおきましょう。
積極的に食べたい食材
ダイエット中は、ビタミンなどの栄養分が不足してしまいがちです。効率良く下半身を解消したいなら、からだに必要なビタミンや食物繊維、ミネラルなどを含む食材を意識的に摂るようにしましょう。以下に挙げる食材は、ダイエットのサポートをしてくれます。
・ワカメなどの海藻類
海藻類はむくみの改善に良いとされるカリウムが豊富に含まれています。また、ミネラルや食物繊維が豊富です。
・きのこ類
低カロリーなのでダイエット食に良いとされているきのこ類。食物繊維が豊富で、ダイエット中の便秘防止にも摂りたいものです。また、きのこ類にはキノコキトサンという成分が含まれており、脂肪を取り込んで、体内に吸収されるのを防ぐ働きがあるといわれています。
・納豆
ダイエット中はたんぱく質が不足しがちですが、納豆には良質なたんぱく質が含まれているので、積極的に食べたい食材のひとつ。ビタミンEが豊富であるため、代謝促進のためにも食べることをおすすめします。
・ホウレンソウ
ビタミン、鉄分、カリウムが豊富なホウレンソウも積極的に食べたい食材です。サッと茹でてお浸しにしても良いですし、和食、洋食、どちらにも合うので、使い勝手が良い食材といえるでしょう。
・アーモンド
カロリーが高いのでダイエット中は敬遠されがちなアーモンドですが、下半身デブ解消のためには食べたい食材です。アーモンドにはビタミンEのほか、良質な脂質も豊富に含まれています。ダイエット中は脂質が不足しがちですが、健康維持のためには必要なものなので、積極的に補いましょう。
食べすぎなければgood食品
下半身太りから脱出するために、積極的に食べたい食材もあれば、食べるのを控えたほうが良い食材もあります。以下に挙げる食材は、ダイエットのサポートになる食材ですが、食べすぎると太る原因になってしまうので、食べすぎないように注意しましょう。
・さつまいも
さつまいもは、カリウムが豊富なのでむくみ予防に良い食材です。また食物繊維が豊富なので、ダイエット中の便秘解消にも良いとされています。ただし、糖質が高いので食べすぎには気をつけましょう。
・かぼちゃ
ダイエット時にかかせないBカロテンが豊富ですし、血行を良くするとされるビタミンEも豊富です。しかし、さつまいもと同様に糖質が高いので、食べすぎないようにしてください。
・アボカド
ビタミンEと良質な脂質を含んでいるため、ダイエット中には食べたい食材です。美肌にも良いとされていて、スーパーモデルの多くが好んで食べていることでも知られています。ただし、脂質は高いので摂りすぎには注意しましょう。
下半身太り解消におすすめのダイエット方法
下半身太りを解消したいなら、食事に気をつけるとともに運動をしましょう。「飽きやすい」「辛いのは苦手」という人でも続けやすいダイエット方法をご紹介します。
楽だから続けやすい!足パカエクササイズ
太ももの内側の筋肉を鍛えるのに役立つエクササイズ。仰向けの姿勢で楽にできるので、ハードな運動が苦手な方にもおすすめです。
1.仰向けに寝転がり、両脚をくっつけたまま床と垂直になるように、90度くらいに持ち上げます。
2.両脚を左右に開き、閉じます。
3.これを20回で1セットとし、2セット行います。
リンパマッサージ
リンパマッサージも、下半身太りを解消するためにはおすすめです。
足の裏から膝、膝から太ももに向け、リンパに沿って丁寧にマッサージを行いましょう。太ももの部分はセルライトをつぶすようにマッサージしていくのがポイントです。
お風呂上りなど血行が良くなったあとに行うと、さらに効果が期待できますよ。
エステマッサージ
下半身太りを解消するためにダイエットや運動をしても、下半身は痩せずに上半身が痩せていくということがあります。セルフケアでは、下半身だけといった部分痩せはなかなか難しいのが実情です。
効率良く下半身痩せを実現させたいなら、エステなどプロの手を借りるのがおすすめです。
ヨガなどの有酸素運動
ヨガなどの有酸素運動も試す価値があります。最近では、YouTubeなどでヨガインストラクターがアップする下半身向けダイエットの動画がいくつも投稿されていますので、わざわざジムに通う必要もありません。自宅でヨガをするスペースがとれるなら、やってみましょう!
正しい歩き方
普段、意識せずに歩いている方も多いと思われますが、歩き方も下半身太りに大きな影響を与えます。間違った歩き方をしていると変なところに筋肉がついて、骨盤が歪んでしまうこともあります。正しい歩き方をマスターし、下半身太りを防ぎましょう。
正しい歩き方は、かかとから親指の付け根に体重を移動させるイメージで行います。歩くときに重心がつま先に傾いていると太ももの外側に位置する外側広筋(がいそくこうきん)が発達し、太ももが太くなってしまいます。
また、脚の付け根の出っ張った骨、大転子(だいてんし)の出っ張りも下半身が太って見える一因です。歩くときは大転子が出ないように、つま先はやや外側に向け、お尻の筋肉をしめましょう。正しい歩き方をマスターして実践すれば筋肉のつき方も変わってくるので、美脚を目指せます。
まとめ
下半身太りを解消するための方法についてお話しました。ダイエットを成功させるためには、下半身太りの原因となる食材を避けて、ダイエットをサポートする食材を積極的に食べるようにしましょう。また、こちらでご紹介したエクササイズやマッサージなどもおすすめです。
セルフでのケアが難しいと感じるなら、プロの手を借りるのもひとつの方法。エステでプロからのトリートメントを受ければ、理想のボディを手に入れるのも夢ではありません!