これって正月太り?短期間で太った原因は?
なぜ短期間で太ってしまうのか、年末年始ならではの視点から原因を把握しましょう。
食べすぎた
年末年始は休みを取り、家族や親せきと一緒に過ごす方も多いのではないでしょうか。いつもより豪華な食事が並ぶとついつい手に取ってしまいますよね。
また、会社の忘年会・新年会や、友人との飲み会のようなイベントごとも増える時期ですので、気を付けていてもつい食べ過ぎてしまうことがあり、短期間で太ってしまう原因となります。
運動量が減る
通勤や勤務中の移動など、仕事のある日に使っているカロリーは、休日になると消費しにくくなります。意識して体を動かさなければ、休日は消費カロリーがなかなか増えません。
一日の摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまえば、当然体重は増えてしまいます。
冬の寒さが続く
冬になると外出や運動の機会が減り、家にこもりがちになりますよね。運動する機会も減り、筋肉量が減ると体の基礎代謝量が下がります。すると、血流や体温を調節する機能が働き、皮下脂肪が増えてしまうのです。
消費カロリーが減り、基礎代謝量も低下しやすい冬の時期は太りやすいといわれています。
正月太りを戻す!短期間で太ったときの対処法
仕事も休みになる年末年始は、普段の生活とペースが異なります。正月太りを解消したいなら、まずは生活を見直すところからスタートしましょう。
生活習慣を見直す
太りにくく、痩せやすい体を目指すには、まずは生活習慣の見直しが必要です。具体的にどのようなことを意識するといいのかをご紹介します。
・ 規則正しい生活リズムに整える
まずは、睡眠時間と睡眠リズムの改善です。年末年始で不規則な生活になっていた方も、もう一度規則正しい生活へと整えましょう。
睡眠には疲れを取るだけでなく、脂肪燃焼にも影響を及ぼします。睡眠中は脂肪を分解する働きをもつ成長ホルモンが分泌されるため、痩せやすい体を作るにはしっかりした睡眠が必要となります。
また、睡眠の質を高めるには、体内時計のリセットが大切です。早寝早起きを心掛け、同じ時間に活動を開始できるようにしてくださいね。
・生活の中で運動量を増やす
生活の中で運動する習慣を増やし、消費カロリーを増やすことも大切です。新しく体を動かすような趣味を持つのも良いですが、運動習慣のない方は筋トレやストレッチ、散歩など、無理なく続けられそうなものから初めてみるのがおすすめです。
また、日常生活のなかでもちょっとした動作をプラスすることで運動量は増やせます。たとえば、エレベーターではなく階段を使ってみたり、電車は席に座らずに立って乗車したりすることなどが挙げられます。頑張り過ぎず、継続できることがポイントです。
・体を冷やさない
体が冷えていると血流が悪くなり、内臓の働きも低下しやすくなります。痩せやすい体になるためには、体の冷え症対策が重要です。
とくに動脈が表面近くにある首や足は、マフラーやレッグウォーマーを使って冷やさないように意識しましょう。いつもの防寒対策にプラスしてみてください。
また、入浴の際は湯船にしっかり浸かると、体が内側までしっかり温まります。入浴は睡眠の質を高め、体内リズムの調整にも効果が期待できるので、ぜひ意識的に行ってください。
マッサージも老廃物を排出し、冷えの解消も期待できるのでおすすめです。
食事生活を改善する
太ってしまうのはあっという間ですが、痩せたいからといってすぐに食事制限してしまうのはNGです。ここからは、どのような食事生活をしたらいいのか、詳しく解説します。
・食事は3食バランス良く摂る
はじめに意識したいのは、食事量を減らすのではなく、3食バランスよく食べることです。食べ過ぎが正月太りの原因のひとつですが、ただカロリーを減らすだけではダイエットとして逆効果となってしまいます。
食事ではしっかり栄養を摂り、痩せやすい体づくりを作ることが大切です。1日3回は食事をとり、一汁三菜を心がけるようにしましょう。
・食物繊維とたんぱく質をたっぷり摂る
痩せやすく体質になるためには、食事内容を見直すことも大事です。
とくに食物繊維が豊富な野菜を意識して摂るようにしましょう。食物繊維は腸内環境を整える働きがあるため、便秘の改善が期待でき、痩せやすい体を作ることにもつながります。
また、鶏肉や豚肉に含まれるたんぱく質を積極的に摂ることも大切です。たんぱく質は筋肉を作る材料となるので、筋力アップで基礎代謝の向上を図りたい場合は意識的に摂ることをおすすめします。
・食べる順番に注意する
正月太りを解消したいなら、食べる順番にも気を付けてみてください。先に炭水化物を摂取すると血糖値が急激に上昇し、インスリンが過剰に分泌されて脂肪の蓄積を促してしまうため、太りやすくなります。
糖の吸収を遅らせて脂肪をつきにくくするためには、次の順序で食べましょう。
1.食物繊維
2.たんぱく質
3.炭水化物
たとえば、最初に口にするのはサラダやみそ汁、次に食べるのはお肉や魚のメイン料理、最後にごはんや麺などの炭水化物といった流れです。ゆっくりと時間をかけながら、食物繊維の多い食材から胃腸に届くよう、調整してみましょう。
短期間で太った体重をもとに戻すポイント
正月太りを解消したいと、焦って無理なダイエットをすると、途中で挫折してしまうことが少なくありません。ある程度の日数をかけて脂肪がついたのですから、同じ日数をかけて脂肪を落とすのがダイエット成功のカギです。
8日で太ったら8日で戻すことを目指す
通常、食べすぎなければ体に余分な脂肪がつくことはありません。太ったということは、食べすぎてしまっているということ。しかし、食べすぎたものがすぐに脂肪になることはありません。
食べすぎたものが脂肪になるまでには18時間かかるといわれ ています。ついたばかりの脂肪は水分が多く柔らかいため、比較的落としやすい状態にあります。早めにダイエットを開始すれば、正月太りを解消できる可能性が高くなるでしょう。
ただし、焦りは禁物。3日で太ったら3日で戻す、8日で太ったら8日で戻すというように、太ってしまった日数で体重を戻す計画を立てるのがおすすめです。
お正月の食べすぎ解消には
甘いもの、油、アルコールなどを摂りすぎてしまった場合は、夕食で調節するようにしましょう。主食を半分にする、炭水化物を抜くなどするだけでも、食べすぎ解消に役立ちます。
運動不足解消には
冬は本来、1年のうちで一番代謝の上がる季節です。しっかりと体を動かせば、ほかの季節と比べて脂肪を落としやすい季節と言えるでしょう。
しかし、寒いために、外に出て体を動かすのが億劫になる季節でもあります。なので、意識して体を動かすようにして、運動不足を解消するようにしてください。
週の半分は動くように意識しましょう。ついた脂肪を落とすためには、歩くだけの有酸素運動もおすすめです。筋肉量を増やすと基礎代謝を上げることができる といわれていますので、筋トレをして筋肉量をアップさせましょう。
短期間で太ったときにおすすめのダイエット法3つ
正月太りを解消したい。そんな願いを後押ししてくれる3つのダイエット方法をご紹介します。運動が苦手な人でも無理なくできるものもあるため、自分に合ったダイエット方法を実践してみましょう。
朝のラジオ体操
ラジオ体操にはハードな動きはないものの、全身の筋肉を効率よく動かすことができるので、代謝アップにおすすめです。とくに朝、ラジオ体操で1日をスタートさせれば、全身の巡りを良くすることができるといわれているため、代謝を上げやすくなります。
朝のラジオ体操を毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか?
断食、ファスティング
正月太りの原因は食べすぎです。なので、正月太りを解消するために、断食、もしくはファスティングをするのもおすすめです。
やり方としては、3日間だけ胃に負担の少ない食事をして内臓を休めるという方法です。
断食、ファスティングともに知識が必要なので、無理はしないようにしてください。無理して絶食に近いダイエットをしてしまうと、健康を損ねる可能性があるので注意しましょう。
体を温める
体が冷えると、基礎代謝が下がり、太りやすい体になるといわれています。 なので、食事や日常生活において体を温めるように心がけるのも、正月太りを解消するのに役立ちます。
食べるものにも気をつけましょう。夏の時期や熱帯地方で収穫される野菜や果物は体を冷やしますが、冬の時期や寒い地方で収穫される野菜や果物は体を温める作用があるといわれています。 なので、冬野菜や寒い地方で収穫される果物などを意識的に食べるようにして、体の内側から温めましょう。
また毎日の生活で体を冷やさない工夫をするのも大切です。足元から冷える傾向にあるので、家の中でも靴下をはくなどして、体を冷やさないようにします。
お風呂はシャワーで済ませるだけという人も増えていますが、体を温めるためには湯船に浸かるのがおすすめ。湯船に浸かって汗を流せば、むくみ解消にも役立ちますよ。
まとめ
正月太りを解消するための方法について解説しました。まずは年末年始で狂った体内リズムを整えましょう。その上で、質の良い睡眠を心がけ、食事を改善します。焦って痩せようとするとストレスになるので、太った日数をかけて痩せるのを目標にしてください。痩せるのが難しいと思った場合は、ダイエット法を変えてみたり、プロから正月太りを解消するためのアドバイスを聞いてみたりするといいでしょう。