1週間で痩せるには食事制限や運動、むくみ取りを組み合わせるのが重要
1週間という限られた時間で痩せるためには、なにかひとつの方法を突き詰めるよりも、さまざまな角度から痩せるためのアプローチをすることが大切です。
手っ取り早く痩せるには、まずは食事制限を考える必要があります。ダイエットを決意したにもかかわらず、唐揚げやピザなど高カロリーの食べ物ばかり食べていては、なかなか痩せられません。カロリーを摂取しすぎないのはもちろん、無理のない範囲での節制をしましょう。
食事制限のほかに、運動もダイエットに効果的です。消費カロリーが増えるだけでなく、痩せやすい体へと変わっていきます。
短期間ですっきりとした姿に見せるためには、食事制限や運動にプラスしてむくみ取りも取り入れていくことをおすすめします。
「本気で痩せたい!」「きれいな姿に変わりたい!」と思う方はぜひチャレンジしましょう。
1週間で痩せるためのダイエットプラン
1週間のダイエットで結果を出すなら、のんびりと考えている時間はありません。しかし「なにからしていいのかわからない」と悩んでしまいますよね。
ここからは、1週間で痩せたい方に向けてダイエットプランをご紹介します。自分に合いそうな方法をぜひ取り組んでみてください。
タンパク質摂取+筋トレ
ひとつ目のダイエットプランは、タンパク質の摂取と筋トレを組み合わせる方法です。
ダイエット中は筋肉を維持・もしくは増やすことが重要なため、筋肉量が増えれば基礎代謝は上がり、消費カロリーが増えます。タンパク質は筋肉のもととなるため、食事制限で筋肉が落ちやすいダイエット中にも積極的に摂取しましょう。
また、タンパク質はさまざまな栄養素のなかで、もっとも脂肪に変わりにくいといわれています。筋肉が増え脂肪への変化を抑えることで痩せやすくなり、リバウンド防止にも効果が期待できます。
タンパク質の摂取は、筋トレとの相性もバッチリです。引き締めたい部分を中心に筋トレを行うのも良いですが、脂肪燃焼効果を高めるならスクワットがおすすめです。
下半身には大きな筋肉が集まっているため、これらの筋肉を鍛えることで、おのずと消費カロリーも増えます。
ファスティング
二つ目のダイエットプランは、ファスティング(断食)です。
ファスティングは、一定期間の食事を断つことをいいます。期間によってさまざまな方法がありますが、1週間で痩せたい方は5日~1週間を水と酵素ドリンクのみで過ごすファスティングダイエットがおすすめです。具体的には、次のような手順で行います。
・ファスティング前:消化しやすいものを摂取する。
・ファスティング中:酵素ドリンクと水のみで過ごす。もしくは1食をおかゆなど消化のよいものと置き換える
・ファスティング後:数日は消化しやすいものを摂取する。
ファスティングは食事制限によって体重減少が期待できます。さらに、老廃物が排出されることによって体のむくみ改善にもつながります。
食生活に大きな変化を伴うため、自己流で行うのではなく、専門家が発信する情報にしたがってファスティングを行うようにしましょう。
有酸素運動と糖質制限
三つ目のダイエットプランは、有酸素運動と糖質制限の組み合わせです。
糖質制限とは、お米やパンなど、糖分が多く含まれた食材の量を制限することです。糖質制限をすることで体重が減るのはもちろん、体から水分が抜けてむくみが解消しやすくなるため、見た目の変化にも期待できます。
短期間で痩せる際には有効な方法であるものの、極端な糖質制限を長期的に続けるとリバウンドや健康へのリスクに影響が出るので注意しましょう。
また、糖質制限とあわせて、ランニングなどの有酸素運動を取り入れると、ダイエット効果を高めることが可能です。普段蓄えている糖質が糖質制限によって底をつくため、有酸素運動の脂肪燃焼がより効率的になります。有酸素運動は水泳やランニング、エアロバイクなどがおすすめです。
一週間で痩せるために押さえておきたいポイント
1週間で痩せるためには、ダイエットに効果的な方法を少しでも多く取り入れる必要があります。基本的な生活から見直し、痩せやすくなるポイントを押さえましょう。
カロリー制限を行う
1週間という短期間で痩せる場合、カロリー制限が必須です。間食や甘い飲み物を避けるだけでなく、普段の食事内容を見直さなければなりません。
体脂肪を1kg落とすには7,200kcalのエネルギー消費が必要です。運動や生活習慣の改善だけでは痩せられるほどのカロリー消費には届かないため、食事からのカロリー摂取を抑えて体重を落としていきましょう。
むくみを解消する
むくみがあると、体重が減っても見た目が変わらないかもしれません。逆に、むくみが取れればスッキリとした印象を与えることができます。厳しい食事制限が苦手な人や本気で痩せたい人は、以下のポイントを押さえましょう。
・塩分やアルコールを控える
塩分摂取量が多いと、体内の塩分濃度を調節するために、むくみやすくなります。汁物やお寿司、カレーや丼物などは塩分が多いです。
また、ハムやソーセージなどの加工食品にも塩分が多く含まれています。塩分の多い食品を摂り過ぎていないか、もう一度食生活を見直してみましょう。
アルコールのおつまみにも、多くの塩分が含まれているものがあります。例えば、日本酒に合ういかの塩辛やビールに合う焼き鳥、ワインにぴったりのチーズなどです。食事の塩分以外にも、おつまみの塩分にも気を配りましょう。
アルコールは、血管を拡張させて水分をたくさん必要とするため、身体の中で水分の処理が間に合わなくなってしまいます。
アルコール摂取もむくみやすさを助長するため、むくみが気になる人はアルコールも控えましょう。
カリウムを含む食材を取る
カリウムは、塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあります。むくみ防止のために、意識してカリウムを摂ると良いでしょう。
カリウムは、リンゴやほうれん草、枝豆、海藻類などに多く含まれています。水溶性の成分であり水に溶けやすい性質があるので、摂り方にも工夫が必要です。
例えば、みじん切りにして水にさらしたり、野菜を茹でこぼしたりするとカリウムが水に流れてしまいます。
カリウムを効率よく摂るためには、茹でこぼしをせずに、電子レンジで加熱したり、蒸したりすると良いでしょう。野菜のカリウムをしっかり摂るために、味噌汁やスープなど汁ごと食べられる料理にするのもおすすめです。
手軽にカリウムを補給したいときは、切り干し大根の煮物やドライフルーツなども取り入れると良いでしょう。
ただし、腎機能が低下している人は、カリウムの過剰摂取に気をつけなければなりません。腎機能が低下すると、カリウムの排出がうまくいかず、血液中のカリウム濃度が高くなってしまう場合があるため注意が必要です。
ストレッチやマッサージをする
むくみをとるために、ストレッチやマッサージをするのもおすすめです。入浴後の身体が温まっているときに、ストレッチをして血流や柔軟性を高めるようにしましょう。
血行が悪くなると、身体の中の水分が排出されにくくなります。手足が冷えやすいなど、血行不良が気になる人は、積極的にストレッチやマッサージをしながら身体をケアしてあげましょう。
ストレッチやマッサージには、むくみを改善したり、基礎代謝を高めたり、筋肉をほぐして疲れを取る効果も期待できます。マッサージをするときは、好みの香りのオイルを使いながら、リラックスして行うと良いでしょう。
ただし、自己流でマッサージをすると、かえって炎症を起こしてしまうおそれもあります。そのため、マッサージは、専門家にしてもらうと安心です。
加工食品の量を減らす
世の中には手間をかけずに食べられる便利な加工食品があふれています。疲れたときや時間のないときにはついつい手が伸びてしまうかもしれませんが、ダイエットをするときに食べるのは推奨しません。
冷凍食品やカップ麺、コンビニ弁当、ジャンクフードなどの加工食品は、調味料や添加物が比較的多く含まれており、知らないうちに塩分や糖分を摂りすぎてしまいます。健康面・栄養面から見ても悪影響を及ぼす可能性があるため、できるだけ避けるようにしましょう。
よく噛んで食べる
ダイエット中の食事は、いつも以上に時間をかけてよく噛むことが大切です。
食べ物を摂取すると血糖値が上昇し、刺激された満腹中枢が食べるのをやめるよう体に指示を出します。ゆっくり食べると血糖値も緩やかに上がっていきますが、早食いすると満腹中枢が刺激される前に食べ過ぎてしまうのです。
満腹を感じ、体にブレーキをかけるまでには通常15~20分かかるといわれています。ゆっくりと時間をかけて食べることで、無理なく食べ過ぎを防止できます。
1週間で痩せるには食事制限が欠かせないため、よく噛み、少ない量で満腹感を得られるように意識してみましょう。
こまめに水分補給をする
ダイエットの最中でも、水分補給は欠かさないようにしましょう。厳しい食事制限や運動を行っている場合は、脱水症状を引き起こすおそれがあります。
水分は人間が生命活動を行うために欠かせない物資であると同時に、不要になった老廃物を排出する役割も担っています。「むくみを取る=水分を控えるべき」と考えている方は、血液を循環させ、むくみを取るために意識的に水分を摂ってください。
人間には、1日2Lの水分摂取が必要といわれています。のどの渇きを感じる前に、しっかりと摂取するようにしましょう。
運動で基礎代謝を上げる
食事制限だけでダイエットするよりも、運動を取り入れた方が、消費カロリーが増えて痩せやすくなります。運動のコツは、有酸素運動と無酸素運動をバランス良く実践することです。
ふたつの運動を取り入れることで、消費カロリーの増加とともに筋肉量を増やして基礎代謝の向上を目指せます。
有酸素運動は、中程度までの負荷をかけて酸素を取り込みながら行うのがポイントです。主に、内臓脂肪の燃焼が期待できます。
気軽に有酸素運動をするには、ジョギングや縄跳びなどの運動が続けやすいでしょう。運動量を増やし過ぎると、挫折につながりやすいです。モチベーションを維持するためにも、毎日続けられる運動量にしましょう。
無酸素運動は、筋肉を動かすためのエネルギーを、酸素を使用せずに作りだす運動です。筋肉への負担を考えて、少ない回数からはじめると良いでしょう。
慣れてきたら、少しずつ運動量を増やしてください。筋肉に負荷をかける無酸素運動には、スクワットや腹筋などがあります。ダンスで楽しく基礎代謝を上げる方法もあるので、自分に合った運動を選択しましょう。
1週間で痩せるダイエットの注意点
1週間などの短期ダイエットでは、急激な体重の変化は禁物。激やせダイエットは危険と言われますが、いったいなぜ危険なのでしょうか。
1週間で「激やせ」するようなダイエットは危険
飲むだけで痩せるという魅力的な宣伝文句が書かれているような怪しいサプリメントには注意しましょう。体によくない成分が入っている恐れもあり、腸を傷つけてしまう危険もあります。
サプリメントを飲んで痩せたとしても、リバウンドしてしまう恐れがあることも。リバウンドは、ダイエットする前よりも太りやすい身体になってしまい、痩せる前よりも体重が増えてしまうこともあります。
正しいダイエット法を身につけない限りは、リバウンドを繰り返してさらに痩せにくい体になってしまうのです。
全く食べないダイエットは危険
体重を落としたいからとまったく食べないようなダイエットも危険です。食べないダイエットは高い確率でリバウンドし、ダイエットする前よりも太りやすい身体になってしまいます。
食べずに痩せた分は、当然食べ始めたら戻ってしまいます。さらに食べていないときの反動で、以前よりも多い量を食べてしまうのでリバウンドの温床になるのです。
しかも、必要な栄養素がしっかり摂れていないと新陳代謝が悪くなり、脂肪が燃えにくくなります。新陳代謝が悪いとデトックスにも悪影響が出るので、肌荒れや肌の乾燥など美容にも悪影響が出てしまうのです。
せっかく痩せても美しくなければ痩せる意味がないですよね。まったく食べないダイエットは非常に危険です。
まったく食べないダイエットはNGですが、胃を小さくするための食事制限はOK。たとえば、炭水化物を抜く、夕食は野菜とタンパク質だけにするなどの制限ならダイエットとしては問題ありません。
まとめ
さて今回は1週間で痩せたい人のために、短期集中のダイエット法をご紹介しました。ダイエットは女性の永遠の課題ですが、本来なら短期間で行うものではなく、日ごろからコツコツ行って少しずつ痩せるのが良いとされています。
1週間で目標に達成したら、次は毎日コツコツ無理のないダイエットをしましょう。食事制限や運動と合わせて痩身エステを取り入れると効果も早く出るかもしれません。ダイエットだけに時間が取れないという人はエステも検討してみてくださいね。