運動なしダイエットはできる!食事と生活習慣の見直しが必要
ダイエットといえば走ったり歩いたり、ジムに通ったりと運動をしなければならないイメージを持っている人は多いものです。運動をするならダイエットは無理かも…とあきらめている人もいるのではないでしょうか。
しかし、運動が苦手な人、嫌いな人でもダイエットはできます。食事と生活習慣の見直しさえすれば、運動しなくてもダイエットすることができるのです。
ダイエットでは、消費カロリーが摂取カロリーよりも大きく上回れば、痩せやすい体質に近づけることができます。そのため、ダイエットをするなら摂取カロリーを抑えるか、消費カロリーを増やすかのどちらかをすることが大事です。
日々の摂取カロリーをコントロールする、消費カロリーを増やすための習慣をつければ、激しい運動も厳しい食事制限も必要ありません。
運動なしでダイエットするには、基礎代謝の高い体を作ることから始めましょう。基礎代謝とは、人が生きていくのに最低限必要とされるエネルギーのことです。基礎代謝が高いと、運動をしなくても自然とカロリーが消費されるため、痩せやすい体になります。
また、体脂肪を燃焼する生活を心がけることも大切です。食事や生活習慣の見直しでも体脂肪を減らすことはできるので、自分の食生活や生活スタイルを見直してみると良いでしょう。
運動なしダイエットのポイント【食事編】
運動なしダイエットでは、食事の摂り方が重要です。空腹を我慢するのではなく栄養をバランス良く摂ることを徹底しなければなりません。ここでは、運動なしで痩せる食事の方法について紹介します。
低脂肪・高たんぱく質の食事でカロリーを抑える
痩せるには、摂取カロリーが消費カロリーを上回ることが大切です。食事制限をして摂取カロリーを減らせば、ダイエット効果を高められます。
脂質を控えめにすると摂取カロリーを抑えることが可能です。肉は脂身の少ない赤身の部位を選ぶと、お肉でもカロリーを控えめにできます。また、揚げ物や炒めものではなく、煮物や蒸し物に調理方法を変えるのもおすすめです。
また、ダイエットの大敵と見なされがちな炭水化物ですが、極端に抜くのはNGです。炭水化物は全く摂らないのではなく、玄米や大麦、雑穀米など食物繊維が多いものを選ぶことで、無理なくダイエットできます。
できるだけ早く痩せたい場合には、置き換え食を活用したプチ断食などの食事制限も良いでしょう。ただし、急激に制限するとリバウンドが起きやすいので注意が必要です。また、単純に食事を抜くことは、栄養が不足し体調を崩す原因になりますのでおすすめできません。
カロリーに気をつけるだけでなく、痩せやすい食べ物を食べるようにしましょう。
タンパク質は、体の代謝を落とさないために必須の栄養素です。筋肉の材料にもなりますので、ダイエット中は積極的に摂りましょう。代謝に必要となるミネラルやビタミンも一緒に摂ってください。
そのほか、食物繊維をたっぷり摂ることも大切です。食物繊維が豊富な食事は腹もちが良くなり、食べ過ぎを防ぐことができます。また、腸内環境を良くするはたらきもあり、便秘の改善にもつながります。
糖質と一緒に摂れば、血糖値の急上昇を抑えてくれるといわれていますので、ダイエットには欠かせません。
食べる順番を変える
食べる順番を工夫することでも、ダイエットにつなげられます。以下の順番で食べることを心がけましょう。
1.食物繊維(野菜)
2.たんぱく質(肉・魚)
3.炭水化物(ごはん)
食物繊維を最初に摂ることで、糖の吸収を遅らせ、脂肪の蓄積を防げます。満腹感も得やすいので、食べ過ぎの防止にもなります。
ゆっくりよく噛んで食べる
食事を食べる速度も重要です。おなかがいっぱいになったという信号を脳の満腹中枢が発するには、約20分程度の時間がかかります。早食いをすると、実際は満腹の状態でもその指令が間に合わないため、必然的に食べ過ぎてしまうことになります。
そのため、食事はゆっくりと時間をかけましょう。ひと口30回を目安に噛むようにすると食べる速度はゆっくりになるうえ、満腹中枢が早く刺激され、食欲を抑える物質も多く分泌されて太るのを防止できます。
運動なしダイエットのポイント【生活習慣編】
運動なしダイエットでは、生活習慣の見直しも必要です。食事と生活習慣の両方を変えると効率良くスリムアップできます。その方法について紹介します。
夕食は就寝の3時間前までに済ませる
夕食は就寝の3時間前までに食べてしまいましょう。就寝直前に食べると、消化が行われる前に眠ってしまうことになるので、エネルギーが消費できず太りやすくなります。
また22時〜26時の間には、脂肪の蓄積にかかわるタンパク質「BMAL1」が増えるといわれていますので、夕食は早めに済ませておくに越したことはありません。早く夕食を済ませておくことで、睡眠の質も上がり、代謝アップにもつながるでしょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠をとることによって、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンには、筋肉の合成や回復をサポートして、基礎代謝を向上させる効果が期待できるのです。そのため、睡眠をしっかりとることで、効率良く痩せられる健康的な体を作ることができます。
睡眠をしっかりとることはダイエットのほか、美容にも良い影響を与えるので、なるべく早寝早起きを意識して、十分な睡眠時間を確保するよう心がけましょう。
正しい姿勢を意識する
正しい姿勢を意識するとちょっとした運動になります。正しい姿勢を保つには、お腹や背中、肩などの筋肉を使うので、筋トレがわりにもなるのです。
さらに、姿勢をキープすることで消費カロリーも増えるため、ダイエット効果も高まります。
ストレスをため込みすぎない
ストレスがたまると、自律神経が乱れて基礎代謝が落ちるといわれています。ストレスによって暴飲暴食に走る人も多いですが、それは食欲を抑えるホルモンの分泌も減ってしまうからです。
ストレスをためないように、自分なりのリフレッシュ方法を見つけてみましょう。友人とのおしゃべり、カラオケ、散歩、温泉めぐり、ヨガなどの軽いスポーツなど、心が癒されるリフレッシュ方法を見つけるのがおすすめです。
ダイエットサプリを飲むのもアリ
ダイエットサプリはダイエットに良い成分を補給するもので、正しく選んで利用すれば、ダイエットを効率良く進めることができます。ダイエットサプリの良いところと、利用する際の注意点について詳しく見ていきましょう。
ダイエットサプリは痩せるのか
ダイエットサプリには飲んだら痩せるというイメージをもつ人もいるかもしれませんが、ただ飲むだけで痩せるということはありません。あくまでも、痩せやすい体づくりを可能としてくれるものであり、ほかのダイエット方法と組み合わせることが必要です。
ダイエットサプリにはさまざまな種類があります。大まかに分けると、糖質や脂質など食べた余分な栄養素を吸収しにくくするものや、アミノ酸やクエン酸などの体の代謝機能を高めるもの、ダイエット時に不足しがちなビタミンやミネラルなどの栄養素を補給するものなどがあります。
ですので、ダイエットを目指したサプリならどれでも良いわけではなく、自分の状況に応じた内容のサプリを選ぶことが重要です。また、本来は食事を通じて改善していくべきで、サプリに頼り過ぎてはいけません。一時的な代替手段として考えておきましょう。
ダイエットサプリの注意点
ダイエットサプリを摂る場合、原則として長期連用は避けましょう。ダイエットサプリの中には複数の成分を組み合わせたものが多く、なかには食べたものの吸収を抑える成分が含まれているものもあります。
その場合、長期にわたり飲み続けていると、体にとって必要な栄養分までカットしてしまう可能性があり、体には良くありません。たとえば、食事の脂分の吸収をカットするサプリは、脂に溶けるビタミンの吸収も同時に妨げてしまうことになるからです。
また、ダイエットサプリを摂る場合には、記載されているお召し上がり方を守りましょう。早く痩せたいからといって、摂取目安量以上を飲んでも効果が上がるわけではありません。むしろ、体に負担をかけてしまうこともありますので、目安を守りましょう。
ダイエットを効率良く行うならエステもおすすめ!
短期間でダイエットをかなえるには、痩身エステを利用するのもおすすめです。自分だけではダイエットがうまくいかない人や、過去にダイエットに失敗したことがある人には特に痩身エステのプロに任せてみるのも良いでしょう。
エステがおすすめな理由
エステでは、気になる部分に直接アプローチすることが可能です。たとえば機器や手技を使ってついてしまった脂肪細胞を分解したり、むくみを改善させたりしてサイズダウンを目指すことができます。そのため、同じ痩せるにしても引き締まった体になりやすいことがメリットです。これは、食事や運動だけでは難しいため、美しく痩せたい人にエステは最適です。
また、エステでは施術だけでなく日常生活や食事のアドバイスも受けられます。複数の方向からダイエットに取り組むことができるので、結果が早くあらわれやすくなる点が大きなメリットです。また、ひとりでダイエットに取り組んでいるときのような孤独感はありませんので、挫折を防ぐこともできます。
まとめ
ダイエットには運動が必須というわけではなく、摂取カロリーを抑えることで痩せることは十分に可能です。短期間に痩せたい場合には食事制限はもちろんですが、日頃の食生活の見直し、ダイエットサプリやエステの活用も視野に入れていくと良いでしょう。