骨格ストレートはどんな体型?
まずは、骨格ストレートとはどのような体型なのか、見た目や体重が増加した際の特徴について見ていきましょう。
「骨格ウェーブだと思っていたら実は骨格ストレートだった」など、意外と自分の認識が間違っている場合があります。自分の体型や特徴と比較しながら、確認してみてください。
骨格ストレートの特徴
骨格ストレート体型の特徴は、立体的で厚みのある体型でグラマラスな印象がある点です。
バストとヒップの位置が高く、ウエストラインがはっきりと出ている人が骨格ストレートと呼ばれる体型に該当します。
痩せていてもあまり華奢な印象になりにくく、比較的筋肉がつきやすいのも特徴です。筋肉質で厚みがあるため、上半身に重心があるような印象になります。
また、身長と比較して手足のサイズが小さい傾向にあります。
女性らしいラインを活かしたファッションがよく似合うので、ダイエットをする際は絞りたい部位を意識して効率よく鍛える方法がおすすめです。
私も骨格ストレート?体型を見分けるポイント
自分の骨格タイプを知りたいなら、プロに診断を依頼するのが確実です。しかし、自分でも簡単な診断をすることができます。
自分の体型を客観的に見て、以下の特徴が多く当てはまるかチェックしてみましょう。
・筋肉が付きやすい
・首が短め
・胴が短めで厚みがある
・デコルテ部分に厚みがある
・上半身に重心があるので足長に見える
・ヒップの位置が高め
・体型にメリハリがある
・肌にハリがある
これらの特徴に多く当てはまるようであれば、骨格ストレートの可能性が高いです。
ただし、骨格ストレートは骨格ウェーブとも間違いやすいので注意しましょう。骨格ウェーブかどうか迷う方は、太ももの肉の付き方をチェックするようおすすめします。骨格ストレートは上半身に厚みが出やすいのに対し、骨格ウェーブは下半身に厚みが出やすいです。
また、ダイエットをしてボディラインは変わったとしても、骨格の特徴は変わらない点も覚えておきましょう。
骨格ストレートが太ってしまうとどうなる?
骨格ストレートの人が太った場合、お腹周りや太ももに脂肪がつきやすい傾向があります。二の腕や肩回りはがっしりとした印象になるため、全体的なシルエットは「リンゴ型」といわれる体型に近くなります。
膝から下には比較的脂肪がつきにくいため、足元はほっそりとしている傾向があります。
脂肪が上半身につきやすいので、ちょっとした体重の変化でも見た目が大きく変わったと感じる方が多いでしょう。
今日からできる!骨格ストレートにおすすめダイエット方法
骨格ストレートの人がダイエットをする際、どのような方法で取り組むのが良いのでしょうか。
ここからは、骨格ストレートにおすすめの具体的なダイエット方法や効果を引き出すポイントについて紹介します。
筋トレ
骨格ストレートの人は、ウェーブやナチュラルの人と比べて筋肉が付きやすいという特徴があります。
そのため、筋トレを行って体を引き締めれば、効果を実感しやすいでしょう。
ポイントは、体幹を中心に鍛えることで、バストやヒップのボリュームを活かしてウエストはしっかりと引き締めたメリハリボディを目指すと良いでしょう。
骨格ストレートの人におすすめの筋トレは以下のとおりです。
■プランク
プランクは、体幹を鍛えるのにおすすめの筋トレです。腹直筋だけでなく腹横筋なども鍛えることができるため、下腹部がポッコリと出ている人はシェイプアップに役立ちます。
1.うつ伏せになって前腕部分を肘まで床につき、足のつま先を地面につける
2.前腕とつま先以外を浮かせる
3.頭からつま先までが一直線になるように意識して、姿勢をキープする
このとき、腰が反るまで床すれすれの状態になると、腰を傷める恐れがあるので注意しましょう。疲れてくるとお尻がだんだん上がってくることがありますが、体を一直線にすることを意識してください。
プランクは正しい姿勢で行えば腰への負担が少ないことから、腹筋を繰り返すよりも効果的に体幹を鍛えることができます。
■スクワット
スクワットは太ももやお尻の筋肉を鍛える際におすすめの筋トレです。太ももやお尻は大きな筋肉が集中しているため、鍛えることで基礎代謝がアップし、脂肪燃焼につながるでしょう。
また、骨格ストレートの特徴であるヒップ位置の高さを活かして、キュッと上に引きあがったヒップラインで脚長に見えるようになります。
基本のスクワットのやり方は以下のとおりです。
1.両足を肩幅に開いた状態で立つ
2.膝が90度になるまでゆっくりと腰を落とす
3.ゆっくりと膝を伸ばして元の姿勢に戻る
注意点は、前傾姿勢になりすぎないこと、腰を落としたときにつま先より前に膝が出ないようにすることです。腰や膝を傷める可能性があるため、不安な人は椅子などに掴まりながらはじめましょう。
内ももを効果的に鍛えたいのであれば、足を左右に大きく開いた状態で行うワイドスクワットもおすすめです。通常のスクワットに慣れてきたらぜひ試してみてください。
■ドローイン
ドローインは簡単にいえば「お腹を引っ込めた状態」のことです。大きく体を動かす筋トレではありませんが、どこでもできるので日常生活の中でいつでもできるメリットがあります。
ドローインは、プランク同様「腹横筋」を鍛えることができるトレーニング方法です。
1.膝を立てた状態で仰向けに寝転ぶ(慣れてきたら立ったままでもOK)
2.何度か腹式呼吸(息を吐くときにお腹を引っ込める)を繰り返して準備する
3.ゆっくりと息を吐きながらお腹を引っ込める
4.引っ込めた状態をキープして浅い呼吸を繰り返す
引っ込める時間の目安は約10~30秒です。慣れてきたら時間を延ばしてみたり、回数を増やしたりして負荷をかけていくと良いでしょう。
適度な有酸素運動
骨格ストレートの人がダイエットを行う場合、まずは生活の中で適度な運動を行う習慣をつけることが大切です。
たとえば、ジョギングやウォーキングを定期的に行う、通勤・通学中に階段を利用したり一駅歩いたりするのも良いでしょう。
筋トレでは基礎代謝をあげて脂肪燃焼を促し、引き締めることができますが、ウォーキングなどの有酸素運動は脂肪燃焼につながります。
運動不足でいきなり筋トレをはじめるのは難しい、膝や腰がつらいのでまずは体重を落としたいという場合にもおすすめです。
ストレッチ
筋トレや有酸素運動の前後は、ストレッチを行って筋肉をほぐしましょう。筋肉が硬くなって痩せにくくなるのを防ぐことができます。特に厚みが出やすい上半身を中心にしっかりとストレッチでほぐしておきましょう。
ストレッチは痛気持ち良いと感じる程度の強度で行うのがおすすめです。ストレッチで筋肉がほぐされると、血液循環が良くなり体の調子も整います。
お風呂の後や運動後の体が温まったタイミングでマッサージをするのも筋肉が硬くなるのを防ぐのに役立ちます。
食生活の見直し
骨格タイプを問わず、ダイエットを効果的に行うためには、食生活の見直しが欠かせません。
比較的筋肉がつきやすい骨格ストレートの人は、もともとエネルギーを消費しやすいとされているため、食事の見直しが特に効果的です。
筋トレ効果をより引き出すために、豚肉、鶏むね肉、レバー、豆類などのたんぱく質が豊富な食材を積極的に摂ると良いでしょう。
たんぱく質を摂取する際は、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を同時に摂るのがおすすめです。異なった種類のたんぱく質を同時に摂ることで、効率良くたんぱく質が吸収され、筋肉の萎縮を防ぐことができます。
また、ダイエットでは血糖値の上昇を緩やかにすることが重要だといわれています。そのためには、食事を摂るときは野菜などの糖質・資質が少ないものから食べ始めることが大切です。
骨格ストレートの人は太ったときに顔周りにも脂肪がつきやすいので、よく噛んで食べることも意識しましょう。顎周りの筋肉を鍛えられるので、小顔効果を期待できます。
姿勢の改善
骨格ストレートは、姿勢によってバランスの悪い体型に見えます。特に猫背だと上半身の厚みが目立っていまい、スタイルが悪く見えるため注意しましょう。
逆に背筋を伸ばすとメリハリのある体型が際立ち、スタイルよく見えます。また、良い姿勢をキープするのに腹筋や背筋なども使うことから、体幹を鍛えることができ、ダイエットにもつながるため一石二鳥です。
普段から猫背にならないように肩を後ろに落として、首をまっすぐに保ちましょう。骨盤をまっすぐに立て、前後に倒れないように注意するとスタイル良く見えます。
骨格ストレートがダイエットするときの注意点
さまざまなダイエット方法がありますが、ダイエット方法のなかには骨格ストレートの人には合わないものもあります。効率良く、またキレイに痩せるために骨格ストレートの人は以下の点に注意しましょう。
筋トレ3:有酸素運動7を心がける
骨格ストレートの人は、筋肉が付きやすいので運動のしすぎに注意しましょう。筋肉が付きすぎると、体の厚みが増してバランスが崩れます。
筋トレ3:有酸素運動7の割合でトレーニングを行うと、余分な筋肉を付けずに脂肪を落とすことができるでしょう。脂肪燃焼に重点をおいたダイエットが、骨格ストレートの理想です。
上半身を中心に引き締める
筋トレとストレッチは、上半身を集中的に行いましょう。骨格ストレートの人に多い上半身太りの改善につながります。
また、トレーニングをする際は、長所であるバストとヒップのボリュームを減らさないように注意することも大切です。
骨格ストレートの人は痩せても華奢には見えにくいので、ウエストを引き締めてメリハリのある体型を目指しましょう。
過度な食事制限はしない
早く痩せたいからといって過度な食事制限をするのは避けましょう。極端に食事を減らすと、脂肪だけでなく筋肉量も落ちやすくなり、代謝が低下して痩せにくくなります。
また、一時的に痩せたとしても、すぐに体重が元に戻りやすく、あまり効果は期待できません。
バランスの良い食事を心がけ、健康的にスリムになるのを目指しましょう。
体型に合う服装選びで自信をつける
また、骨格ストレートの人は膝下が細く、ヒップ位置が高いので脚が細く長くみえることが強みです。服装の意識を変えてみるだけでも見た目の印象がぐっと良くなるので、体を絞りつつ長所を活かしたファッションアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
縦のラインが出るVネックやトレンチコート、ストライプ柄のワンピースやパンツスタイルなどのアイテムがおすすめです。
まとめ
骨格ストレートの人は筋肉がつきやすいので、比較的ダイエットの効果を実感しやすい傾向にあります。自分の体の変化を感じられると、ダイエットも楽しく続けられるのではないでしょうか。
今回紹介したダイエット方法を参考に、筋トレや運動、食生活の見直しを行って、理想の体型を手に入れましょう。