生姜はダイエットに良いってホント？

生姜がダイエットに良いという話はよく耳にするでしょう。ただ、本当に生姜がダイエットに良いのかどうか、半信半疑に思っている人も多いかもしれません。では、生姜とダイエットとの関係について見ていきましょう。

生姜の効能とは？

生姜を食べると辛く感じるでしょう。この辛味成分により、血行を促進させたり代謝をアップさせたりするといわれています。代謝が上がれば、それだけエネルギーも多く消費されるでしょう。

また、脂肪の燃焼も助けるといわれており、ダイエットをしている女性に人気の高い食材です。辛いと胃腸への刺激が気になる人もいるかもしれませんが、消化をサポートする働きもあるとされています。

身体が温まりやすくなることから、冷え対策として生姜を食べる人も多いようです。

生姜はダイエットや美容にも良い？

生姜で感じられる辛さは、ジンゲロールという成分が関係しています。血行が促進されるのは、この成分によるものとされています。

また、生姜に期待できるのは、ダイエットだけではありません。血行が促進されれば、体内での水分の循環も改善するでしょう。そのため、むくみの解消に役立つこともあります。

抗酸化作用があるということも知られているため、老化の防止にもつながるでしょう。ただ痩せたいだけでなく、健康的で若々しくありたい女性にもおすすめの食材です。 生姜は生で食べた方が良い？

生姜ダイエットをしようとしている人の中には、生で食べるか加熱した方が良いのか迷っている人もいるでしょう。ダイエット目的なら、基本的にどちらでも大きな違いはありません。生でも加熱しても効果的とされています。

ただ、どちらかといえば加熱して食べるのがおすすめです。生姜を加熱した場合には、ジンゲロールという成分がショウガオールという成分に変化します。どちらも身体を温めるとされている成分ですが、ショウガオールの方がより高い効果を期待できる成分です。

ダイエットにおすすめの生姜を使ったメニュー

生姜ダイエットをする際におすすめのメニューを紹介していきます。

生姜湯

生姜湯は少ない材料で作れて、手間もあまりかからないため、生姜ダイエットを始めたい人におすすめです。忙しい朝でも簡単に作れるので、長く続けやすいでしょう。

材料はお湯・はちみつ・生姜のすりおろしだけです。これらを鍋に入れて煮るだけで作れます。それぞれの材料の量は、好みに応じて決めても構いません。

また、レモンやシナモンを入れてみるのも良いでしょう。味に変化を付けられるため、毎日生姜湯を飲みたい人におすすめです。

レンチン生姜

レンチンというのは、レンジでチンするという意味です。生姜をレンジでチンしただけで、簡単に料理に使える調味料が作れます。

まず、おろし器を使って生姜をすりおろしましょう。代わりに細かく刻んだ生姜を使用しても問題ありません。それから、耐熱容器に入れてひたひたになるくらいの水を加えて、電子レンジで温めます。500Wで3～4分程度にするのがちょうど良いでしょう。

温める時間が長いと、爆発してしまうこともあるため注意が必要です。不安な場合には、時間を少し短めに設定するのが良いかもしれません。

温め終われば完成です。焼き肉のたれに混ぜたり、冷ややっこに乗せたりして食べましょう。ご飯にかけたりパンに塗ったりしても美味しく食べられます。どんな料理にでも使いやすい生姜メニューです。

生姜焼き

肉料理を食べたい人には生姜焼きがおすすめです。豚肉に生姜・醤油・砂糖・みりんを加えて焼くだけで簡単に作れます。最初に強火に設定しておけば、火加減を調整する必要もありません。タレがほとんどなくなったことを目安に火を止めるとちょうど良く焼きあがります。

手軽に作れて、ダイエットメニューとしてはボリュームもあり、晩ごはんのおかずにピッタリです。

また、一般的な生姜焼きは豚肉を使いますが、ダイエット中なら代わりに鶏のむね肉を使うのもおすすめです。低カロリーでタンパク質はしっかりと摂れるヘルシーな生姜焼きになります。

生姜ダイエットの注意点

生姜ダイエットをする際には、次のような点に注意する必要があります。

胃が弱い人は食べるタイミングに注意

生姜を食べる際に胃腸への影響が気になる人もいるでしょう。生姜を食べすぎて、胃が痛くなった経験がある人もいるかもしれません。辛味があるため、何となく胃腸に良くなさそうなイメージを持っている人も多いです。

実際、生姜を食べることで胃腸に刺激を与えることがあります。それほど大きな影響はありませんが、胃腸が弱い人にとっては刺激が強すぎることもあるため注意が必要です。

胃腸が特に弱くない人でも、ダイエットしたい一心で生姜を食べすぎると、胃が荒れてしまう可能性もあります。ダイエットで生姜を食べるなら、1日10グラム程度までに抑えておくようにしましょう。

また、食前に生姜だけを食べると、胃腸への刺激がより大きく感じられることがあります。そのため、食前でお腹が空いている状態よりも、食後に食べるのが望ましいです。もちろん、ほかの料理を食べながら生姜も一緒に食べても問題ありません。

チューブの生姜ではなく生の生姜を使う

生姜ダイエットで食べるメニューを作るのには、生姜をすりおろしたり細かく刻んだりしなければなりません。面倒だと感じて、生生姜ではなくチューブの生姜を使おうと考えている人もいるでしょう。

しかし、チューブの生姜は、生姜のすりおろしが100％使われているわけではありません。添加物などが使われているものも多いです。デンプンなどでかさ増しされているものもあります。そのため、チューブの生姜は生の生姜と比べて効能が劣るとされています。

また、チューブの生姜を電子レンジで温める際には、爆発しやすいこともあるため注意が必要です。温める時間を通常よりも短めにした方が良いでしょう。

ただし、チューブの生姜が悪いというわけではありません。忙しいときなど、たまにチューブの生姜を使う分には問題ないでしょう。温めるときにはラップをかけておくことで、爆発しても電子レンジの中で飛び散ることがなく安心です。

運動と並行する

生姜を食べるだけでは、ダイエットを成功させるのは難しいです。

ダイエットで結果を出したいなら、生姜を食べるのに加えて、有酸素運動や筋トレなどの運動も一緒に行うのが理想的です。また、いつもより食事の量を少し減らしてみたり、間食を控えたりするのも、体重を減らすことにもつながります。

それでも自分でダイエットを続けることが難しいなら、エステに通うのもおすすめです。エステに通えば、専門家から食生活や運動に関するアドバイスを受けることができます。自分なりにダイエットをするよりも、効率良く痩せられるでしょう。

まとめ

生姜にはジンゲロールという辛味成分が含まれており、ダイエットや健康に良い食材とされています。ただし、生姜の食べすぎは胃が荒れてしまう可能性があるため、1日10グラムまでにしておくのが望ましいです。

生姜湯やレンチン生姜などは簡単に作れるので、痩せたいと考えている人はぜひ生姜ダイエットを試してみましょう。