【水ダイエット】誤解しやすい4つのポイント
水を飲むだけで痩せることができるのなら、お金もそんなにかからないですし、楽にダイエットができますよね。しかし、水ダイエットは、水を飲んでおけば痩せるという単純なものではありません。
まずは水ダイエットで誤解しやすい4つのポイントを紹介しますので、ここで誤解を解いておきましょう。
ポイント1.水ダイエットは飲むだけ痩せない
水ダイエットは、水を飲むことによるダイエット方法です。
しかし、水を飲んでいるだけで痩せるというものではありません。水自体には脂肪を燃やす働きはないからです。
そのため、いくら水を飲んでいても、体を動かさなかったり、食事に気を付けず高カロリーの食事を習慣的に食べたりしていれば、ダイエット効果は期待できません。
水ダイエットで痩せることを目指すなら、ほかのダイエット方法や運動と合わせて行うことが大切です。
ポイント2.ご飯を水に置き換えるダイエット方法ではない
水ダイエットは、ご飯の代わりに水を飲むというダイエットではありません。普段の食事をきちんと取りつつ行うダイエットです。
ご飯を食べる代わりに水で済ませると、摂取カロリーが大幅に減少する分、一時的に体重は減少するでしょう。しかし、体に必要なタンパク質やビタミンといった栄養も摂取できないため、体重だけでなく筋肉量の減少にもつながります。
筋肉量が減少すると、基礎代謝が下がり、結果として痩せにくい体になることがあります。また、食事をとらないと、健康維持や美容にも良くありません。
水ダイエットでの水の役割は、栄養素や老廃物の運搬、そして血液の流れをスムーズにすることです。こまめに水を摂取することを意識し、ご飯もしっかり食べましょう。
ポイント3.水ダイエットはたくさん飲むと良くない
水を飲み過ぎるのもよくありません。水を飲み過ぎると、体温が下がり免疫力の低下につながります。
また、1日で体が処理できない量の水を飲むと、むくみや疲労感、嘔吐といった症状がみられることもあるため注意しましょう。
ポイント4.水ダイエットで体重は増えない
「水太り」という言葉はあるものの、水をたくさん飲んだからといって太ることはありません。水はカロリーがゼロなため、水を飲んでも体に脂肪が蓄えられることはないからです。
とはいえ、水ダイエットをはじめて間もなくは、一時的に体重が増えることもあります。
その理由は、水をたくさん飲むことで、水の重さの分の体重が増えてしまうことにあります。しかし、これは一時的なもので脂肪がついているわけではありません。体内の水分が排出されると、体重は元に戻ります。
水はダイエットの補助に飲む!水の役割
あくまで水はダイエットのメインではなく補助的な役割を担うものです。水にはさまざまなダイエットにプラスとなる働きがあるため、ダイエット中は意識して飲みましょう。
新陳代謝を後押し
酸素を運ぶ役割がある赤血球の60%以上は水分とされており、スムーズな新陳代謝には水が欠かせません。そのため、ダイエット中に水をしっかりと摂取すると、新陳代謝を高める作用が期待できます。
また、体内の老廃物の排出をスムーズに行うためにも水は必要です。老廃物が溜まったままだと、痩せにくい体になってしまうからです。ダイエット中は十分に水を飲んで、老廃物をスムーズに排出させましょう。
むくみの解消を後押し
「むくみが気になるから」という理由で、水をあまり飲まないように気をつけている人もいるかもしれません。実は水を飲むことはむくみ解消にもつながります。
そもそも体がむくんでしまう理由は、体内のミネラルバランスが崩れてナトリウムが過多になることにあります。むくみ解消にはナトリウムの排出が欠かせませんが、このナトリウムの排出に役立つのがカリウムです。
カリウムはサプリや食事から補うことができますが、カリウムを含む水を飲むことで手軽に補給できます。浄水器や水道の水ではなく、カリウムをより多く含むミネラルウォーターにするとさらに良いでしょう。
排便を後押し
便秘で悩まされている女性は多いですが、水は便秘解消にも役立ちます。水分をたっぷり摂ることで、便が軟らかくなりスムーズな排便につながるからです。
便秘解消におすすめなのが、朝起きてすぐにコップ1杯の常温の水を一気に飲むことです。朝は胃が空っぽの状態なので、水を飲むことで大腸を刺激することができ便意がうながされます。
このとき、少しずつゆっくりと水を飲むと、大腸に効果的にアプローチすることができないので注意しましょう。
便秘が解消されると腸内環境の改善につながり、その結果ダイエットの効果が出やすい体づくりにもつながります。
今日から実践!水ダイエットの方法
ダイエットをサポートする水の役割について理解したところで、早速水ダイエットをスタートしましょう。水ダイエットの方法と水を飲むタイミングについて紹介します。
こまめに水を飲む
水を一度にたくさん飲んでも、すべてを吸収することはできません。そのため、1日を通じてこまめに飲むことが大切です。
飲む水の量は1日につき1.2リットル程度を目安としましょう。1日にコップ6杯程度(1カップ200mlの場合)を、複数回に分けて飲みます。
「1日に2リットル以上飲むと良い」といわれることもありますが、飲料水から摂る水分は1.2リットルくらいが適切といえます。なぜなら、食べ物からも水分を1日あたり1リットル前後摂取しているからです。
先に述べたように、水の飲み過ぎは体調不良などの要因となることもあるため、注意しましょう。水をたくさん飲めば飲むほど良いというものではないので、まずはこまめに水分補給をすることを意識することが大切です。
水を飲むタイミング
普段、こまめに水を飲んでいない人にとって、1日に1.2リットルの水を飲むのは難しく感じるかもしれません。
「1.2リットル飲まなきゃ!」と思うと気持ちが重くなるかもしれませんが、飲むタイミングを決めて摂取することで、無理なく水分補給をすることができます。
意識して水を飲みたいのが、起床後、ごはん前、入浴前後のタイミングです。
・起床後
朝起きてすぐに、コップ1杯の水を一気に飲みます。就寝中に汗で水分が失われているため、朝は無理なく飲めるでしょう。
・ごはん前
空腹時も水を摂取しやすいタイミングです。しかも、食事前に水を飲んでおくと満腹感を得やすくなるため、食べる量の減少にもつながります。
・入浴前後
入浴中も汗をかいてのどが渇くので、あらかじめ水分を補給しておきましょう。また、入浴後ものどが渇いていますし、水分を摂ることで血液の流れをスムーズすることができます。
まとめ
水ダイエットは、水をたくさん飲むことで痩せられるダイエット法だと誤解されることが多いものの、実際はそうではありません。
本記事で紹介したように、水で太ることはありませんが、水には脂肪を燃焼する働きはないので、水を飲むだけで痩せることは期待できません。
水はダイエットのサポート的な役割として利用し、運動や適度な食事制限で減量を目指しましょう。
ダイエットにはエステを使うのもひとつの手です。エステではプロからの施術を受けつつ、食事などのアドバイスも得られます。自力でのダイエットに疲れた方、短期間で効率良く痩せたい方は、エステを利用してみてはいかがでしょうか。