ダイエット中のイライラは何が原因？

ダイエット中にイライラするのは、いくつかの原因が考えられます。自分に当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。

糖質が不足している

ダイエットにより過度な食事制限をしている、とくに糖質制限を行っている方は糖質不足によりイライラしている可能性が考えられます。糖質不足になると脳の機能が落ち、集中力の低下やイライラが起こりやすくなるのです。

さらに、ひどい場合は低血糖症を起こすこともあります。頭痛やめまい、疲れやすさなどさまざまな症状を招きやすいため、過度な糖質制限は気を付けなくてはいけません。

また、人の体は糖質の制限を続けていると筋肉量が減ってしまい、痩せにくくなってしまいます。ダイエットを成功させ、リバウンドしにくい体づくりのためにも、糖質の制限には注意が必要です。

好きに食べられないストレスが溜まっている

ダイエット中はカロリーを意識して食事を摂る方が多いのではないでしょうか。ダイエットの方法もさまざまで、糖質制限ではなく摂取カロリーを意識した食生活にチェンジする方も多いようです。

ダイエットのためには仕方ないものの、好きなものを我慢する生活には少なからずストレスを感じてしまいます。もともとお菓子やジュース、ジャンクフードなど、ハイカロリーで糖分や脂質の多い食事が好きな方ならなおさらです。

イライラするのは、「思うように食べられない」というストレスも要因のひとつと考えられます。

また、極端なカロリー制限や偏った食生活は栄養不足につながり、これがイライラの元であることも考えられます。

ビタミンCやカリウムには鎮静作用があり、これらが不足することでイライラした状態になりやすくなります。

運動をやりすぎて筋肉痛がひどい

ダイエットをきっかけに普段していなかった運動にチャレンジしている方は、疲労や筋肉痛でイライラを感じているのかもしれません。

なかには、ダイエットの成果を出すためにハードな運動を行っている方もいるでしょう。

しかし、ハードな運動は体への負荷が大きくかかりやすいです。無理なく習慣にしていくためにも、慣れていくまでは簡単な運動から取り入れていくのがおすすめです。

ダイエットの進捗が悪くて不満がある

食事制限や運動を積極的に行っているのに思うように体重が減らないと、結果が見えないことにイライラしてしまうこともあるでしょう。結果が出ないときに、ダイエットのモチベーションを保つのは難しいものです。

「1ヶ月で〇㎏減！」と目標を立てていても、それが叶わないときもあります。ダイエットの成果がはっきりと現れなくても、コツコツと続けていくことが大切です。

睡眠の質が悪くなっている

食事制限によって起こる空腹状態が、睡眠の質を下げることがあります。十分に睡眠がとれないと自律神経が乱れてしまい、ストレスを感じやすくなります。イライラするのは良い睡眠が得られていないことが原因かもしれません。

また、睡眠不足はホルモンバランスにも影響を及ぼします。睡眠不足の人は十分に眠った人と比べ、食欲を高めるホルモン分泌を促進すると考えられています。

つまり、睡眠不足はダイエットを妨げるリスクにもつながるということです。「お腹が空いて眠れない」と感じている方は、睡眠の質も意識してみましょう。

ダイエット中のイライラを発散する方法4選

ダイエット中は自分の気持ちをうまく操る方法をいくつか持っておくと、イライラに対処しやすくなります。せっかく続けてきたダイエットを「もうやめたい！」と思う前に、次の方法を試してみてはいかがでしょうか。

1.たくさん食べてもいい「チートデイ」を作る

ダイエットをしていると、停滞期が訪れます。体が栄養不足であると勘違いし、消費カロリーを抑えてしまうからです。そんな停滞期を乗り越える方法のひとつとしておすすめなのが「チートデイ」です。その日は好きに食事を摂ることができ、ダイエット中の食事ルールを無視して一日を過ごせます。

摂取カロリーを気にせず摂取することにより体は飢餓状態ではないとわかり、停滞期を抜け出すきっかけとなります。また、食事や摂取カロリーに気を使っているダイエット中において、ご褒美となるチートデイはリフレッシュやストレス発散の日となるでしょう。

2.軽く間食する

ダイエット中の間食は避けたほうが良いとされていますが、イライラを感じている場合はカロリーを抑えた軽めの間食を摂ってみましょう。

ナッツやドライフルーツ、ヨーグルトなど、満足感があり栄養価の高いもので200kcalを目安に食べるのがおすすめです。ついつい甘いものに手が伸びてしまいそうになりますが、白砂糖が多く使われているものは依存性が高いため、間食に選ぶのは控えましょう。

3.入浴で睡眠の質を上げる

睡眠不足や眠りの質の低下を防ぐためには、しっかりとお湯に浸かるのがおすすめです。

人の体は深部体温が下がるときに眠くなるといわれています。入浴することで深部体温が上がり、その後下がっていくタイミングに合わせて就寝すると眠りにつきやすくなるでしょう。

就寝の2～3時間前には入浴を済ませておくと、質の良い睡眠が取りやすくなります。決まった時間に就寝する習慣を身に付け、規則正しい生活を意識すると、さらに良いでしょう。

4.趣味やリラックスできる時間も作る

ダイエット中はトレーニングや食事管理などに集中してしまいがちですが、長期的に取り組んでいくなら趣味やリラックスできる時間も大切です。

新しい趣味を始めてみたり、エステなどでダイエットとは異なる自分磨きを始めてみたりと、気分転換になる活動も取り入れていきましょう。

ストイックなダイエットはイライラや挫折を感じやすくなってしまうため、発散できるようなお楽しみを見つけておくのがおすすめです。

ダイエット中のイライラはダイエット法の見直しが必要！

ストレスや不満を溜めないよう気を付けていても、どうしてもイライラしてしまう場合は、ダイエット法から見直してみることが必要かもしれません。

無理なダイエットはしない

短期間で大きく痩せるために、無理なダイエットをしていませんか。短期間で大きな成果を得ようと無理なダイエットをするのは、イライラの原因だけでなくリバウンドにもつながる可能性があるのでおすすめできません。

リバウンドしないためには、1ヶ月で体重の5％以内を目安にダイエットをすると良いとされています。体重50㎏の方は2.5㎏ほどです。ストレスのないダイエットをするために、長期的な計画を立て、健康的な生活を意識しましょう。

食事制限だけじゃなく適度な運動も取り入れる

食事制限だけでダイエットしようとすると、空腹や栄養不足でイライラしやすくなります。過度な運動は避けたほうが良いですが、ダイエット中は適度な運動も取り入れるのがおすすめです。

運動で筋肉量が増えれば基礎代謝が上がり、リバウンドしにくく痩せやすい体質に近づきます。また、消費カロリーが増えるため、厳しいカロリー制限をせずに食事をしっかりとれるようになるでしょう。

なにより、適度な運動はダイエット中の気分転換やストレス発散にぴったりです。気軽にできる運動から取り入れてみてください。

まとめ

ダイエット中のイライラは、モチベーションを下げるだけでなく、ダイエットの妨げにもなる可能性があります。イライラする原因を見つめ直し、上手にストレス発散しながら無理なく続けていくことが大切です。完ぺきを求めすぎず、チートデイや趣味の時間も活用し、楽しい気持ちで取り組んでいきましょう。