あなたの肌タイプを診断!それぞれの特徴も解説
肌の水分量や皮脂の量は人によって異なります。肌タイプは、一般的には大きく4つにわけられます。「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」です。
自分の肌に適切なスキンケアを行うやめには、自分がどの肌タイプなのか理解することが大切です。
まずは、以下のフローチャートで、自分の肌タイプを診断してみましょう。
ここからは、それぞれの肌タイプの特徴を解説します。
普通肌
肌の水分が多く、皮脂は少なめで、水分と皮脂が理想的なバランスに保たれています。肌につっぱり感がなく、肌トラブルが少ないのが特徴です。
乾燥肌
肌の水分と皮脂がともに少ない肌タイプです。肌のキメは細かいものの、肌につっぱり感があり、肌のキメが粗くなりやすく、カサつきやすいなど、肌トラブルが起きやすいのが特徴です。
脂性肌
肌の水分と皮脂がともに多く、Tゾーンや頬などにテカリなどが見られやすい肌タイプです。肌にうるおいがありつっぱり感はないものの、べたつきやすく、毛穴が目立ちます。
混合肌
皮脂が多く、水分が少ない肌タイプです。Tゾーンは皮脂が多いのに、目元や頬などは乾燥している乾燥肌と脂性肌が混合しています。真逆な肌質が混在していることから、ケアが難しい肌タイプでもあります。
セルフでできる!肌タイプの調べ方
肌タイプは体調や季節、年齢によって変化するものです。「20代のときは脂性肌だったのに、40代に入ってチェックしたら乾燥肌と診断された」といったケースは珍しくありません。
そのため、定期的に肌の状態を確認して、そのときどきの肌状態に合ったスキンケアができるようにしておきましょう。
日常生活で簡単に行える肌タイプのチェック方法をふたつ紹介します。
肌タイプの調べ方1:起床後
起床後の肌の状態をチェックすることで、自分の今の肌タイプを知ることができます。チェックするタイミングは洗顔前です。
顎・口周りのUゾーンをよく観察して、べたつきやカサつきが見られるかどうかで自分の肌タイプを判断することができます。以下のどれに当てはまるか確認しておきましょう。
Uゾーンの状態 | 肌タイプ |
べたつきや、カサつきがない | 普通肌 |
カサつきがある | 乾燥肌 |
べたつきがある | 脂性肌 |
部位によってべたつきが多く、カサつきも見られる | 混合肌 |
判断に迷う場合は、次に紹介する方法でもチェックしてみましょう。
肌タイプの調べ方2:洗顔後
洗顔後の肌をしばらく放置し、その後肌の状態をチェックすることで肌タイプを診断できます。やり方は以下のとおりです。
1.洗顔後に清潔なタオルなどで水分を拭き取る。
2.そのまま化粧水などを付けずに5~10分程度放置する。
3.あぶらとり紙をTゾーンと頬に押し当てて、皮脂の付き具合をチェックする。
洗顔後の肌を押さえた後のあぶらとり紙の状態 | 肌タイプ |
皮脂がほとんど付着しない | 普通肌 |
肌につっぱり感があり、皮脂はほとんど付着しない | 乾燥肌 |
Tゾーンや頬の両方に皮脂が付着する | 脂性肌 |
Tゾーンのみ皮脂が付着する | 混合肌 |
普通肌や乾燥肌の場合、あぶらとり紙には皮脂が付くことはほとんどありません。肌につっぱり感があれば乾燥肌と診断できます。
一方で、あぶらとり紙に皮脂が付着する場合は、脂性肌もしくは混合肌と考えられます。Tゾーンのみであれば混合肌、Tゾーンと頬の両方に皮脂が付着しているようなら、脂性肌の可能性が考えられます。
肌タイプに合うスキンケアの方法をご紹介!
自分の肌タイプがわかったら、それに合ったスキンケアを行いましょう。ここからは、肌タイプ別にスキンケアの方法をご紹介します。
普通肌
肌の水分と皮脂の量のバランスがよい普通肌の方は、今の肌状態を維持できるようスキンケアに取り組みましょう。
まずは洗顔で汚れを落とした後に、化粧水や乳液などを使った基本的なスキンケアを行います。スキンケア用品はパッケージに記されている標準の量を使うのがおすすめです。
目元や口元などに乾燥が気になるなら、乳液やクリームなどを重ね付けします。とはいえ、季節や体調などによって肌の状態は変わることもあるので、よく観察してその都度肌に合ったスキンケアをしていくことが大切です。
例えば、夏にべたつきが気になり出したら脂性肌向けのスキンケアを行う、冬にカサつきが見られるなら乾燥肌のように保湿重視のケアを行うといった調整が大切です。
乾燥肌
肌の水分と皮脂が少ない乾燥肌は、保湿重視のスキンケアを行うことが大切です。
乾燥肌は、皮膚のバリア機能が低下し、肌トラブルが起きやすい状態にあります。小じわなども見られやすく、肌のカサつきやごわつきなどのトラブルが起きることもあります。
高保湿機能のスキンケア用品を使った保湿が欠かせません。すでに「乾燥肌用」「保湿ケア用」のスキンケア用品を使っていて乾燥が見られるなら、さらに保湿成分が強化されたものを使うのがおすすめです。
また、量をたっぷりと使う、気になる部分は重ね付けする、必要に応じてアイクリームなどを使用するといったことも意識したい点です。朝晩のスキンケアはもちろん、日中もミスト状の化粧水などを使ってこまめに水分を補いましょう。
また、洗顔では肌のうるおいを落としすぎないことが大切です。お湯の温度が高いと肌に必要な皮脂まで取ってしまうので、お湯の温度を高くしすぎないように気を付けましょう。すすぎの際は、肌より少し冷たい32度くらいが適温です。
脂性肌
Tゾーンや頬にテカリが見られやすい脂性肌の方は、油分の少ないスキンケア用品を使ってケアしましょう。保湿重視のスキンケアは、ニキビなどの肌荒れを引き起こすおそれがあるため注意が必要です。
脂性肌の方の中には、肌がべたつくから洗顔を何度もしている方もいます。しかし、何度も洗顔してしまうと、必要な油分が失われ、それを補うためにさらにたくさんの皮脂を分泌してしまいます。
そのため、洗顔は1日1回程度に抑え、洗顔後に化粧水などで水分をきちんと補うことが大切です。また、乳液も薄く付けて油分も適度に補いましょう。
スキンケアに加えて、食生活にも気を付けましょう。脂質や糖質の多い食事は過剰な皮脂の分泌を招きます。資質や糖質はできるだけ控えて、栄養バランスのよい食事を意識することが大切です。
混合肌
乾燥肌と脂性肌が混在している混合肌は、肌の部位によってタイプが異なるため、ケアの方法に迷う方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、乾燥や脂性の部位に合わせてスキンケア用品を使い分けることです。
洗顔後に化粧水で肌に水分を補給したら、Tゾーンなど皮脂の分泌が盛んな部位には脂性肌用の乳液やクリームなどを使いましょう。乾燥が気になる部位には保湿効果の高いものを使います。混合肌用の基礎化粧品を使うのもおすすめです。
Tゾーンなどのべたつきが気になると、皮脂を落とすケアに力を入れがちで、保湿がおろそかになることがあります。しかし、肌の乾燥は余計に皮脂の分泌を過剰にさせるため、しっかりとした保湿ケアが大切です。
まとめ
スキンケアの方法が自分の肌タイプに合っていないと、肌トラブルが起きやすくなります。まずは自分の肌タイプを知り、それに合ったスキンケアを取り入れましょう。
自分の肌タイプがわからない方は、本記事で紹介したフローチャートやセルフチェックの方法で、自分の肌質を判断してみるようおすすめします。