1週間で顔痩せしたいなら、まずは原因を知ろう!
顔が太ってしまう原因を知ることで、顔痩せに向けて適切な対処ができます。考えられる原因をいくつか見てみましょう。
脂肪
食べ過ぎや運動不足が重なると、顔に脂肪がついてしまうことがあります。外食が多く、糖質や脂質が多い食べ物を好んで食べていると、いつの間にか脂肪が増えてしまうかもしれません。運動不足の状態であっても、同じように体全体に脂肪がつく可能性が高まります。
顔周りに脂肪がつくと、頬がふっくらするので顔が大きく見えてしまいます。顎に脂肪がつけば、二重顎と呼ばれる状態になります。また、もともと顔に脂肪がつきやすい体質の人もいるため、注意が必要です。
むくみ
顔に水分が溜まると、水風船のようにパンパンにむくんでしまいます。顔がむくむと、実際よりも顔が大きくなりがちです。さらに、アルコールや塩分を多く摂り過ぎると、水分が体内に溜まるためにむくみが酷くなります。
塩分にふくまれるナトリウムは、水分を体内に溜める性質を持っています。摂り過ぎることで、血管の外に水分が滲みだすと、むくみにつながります。さらに、アルコールを飲んで脱水状態になった体で水分を摂ると、むくみが増してしまうのです。
脂肪かむくみか、どちらが原因なのかを見分けるには、午前・午後それぞれで顔の状態を確認してみましょう。午前中よりも午後の方が、顔が小さくなっているという場合は、むくみが原因である可能性が考えられます。反対に、午後になっても顔がパンパンである場合は、脂肪がついているのかもしれません。
筋肉の低下
顔には、表情筋という筋肉があります。表情筋は、目や口、鼻などを動かすための大切な筋肉です。通常の生活では、全体の3割ほどしか使っていないと言われており、意識して動かすことが重要です。無表情や咀嚼回数の少なさなどにより、この表情筋が衰えると、フェイスラインの締まりがなくなり、たるみだけでなく顔のシワも目立つようになります。その結果、顔が大きく見えてしまうのです。一人暮らしの方や在宅勤務などで、人と話す機会が減っている方は、特に注意が必要です。
顔痩せの方法①顔のトレーニング
短期間で顔痩せを目指したい人は、次に紹介するトレーニングを試してみてください。1週間後には、きっと効果が分かるでしょう。
あいうえお体操
口周りの筋肉を鍛えることで、小顔効果が期待できます。次の流れで取り組んでみましょう。
①口の両端の口角を上げ、笑顔を作りましょう。
②「あ、え、い、う、え、お、あ、お」の順番で、大きく口を開けて発音します。このとき、1文字を発音するのに1秒かけ、しっかり意識して発音しましょう。
③同じように、「か、け、き、く、け、こ、か、こ」「さ、せ、し、す、せ、そ、さ、そ」と続け、わ行まで発音しましょう。
④わ行まで行ったら、同じ流れを3回繰り返します。
小顔効果をさらに高めるには、口を大きく開けて、口角を意識しながらしっかり上げることが大切です。1日1回行うだけでも、十分でしょう。
舌回し
顔のさまざまな筋肉に刺激を与え、リフトアップを目指すトレーニングです。マスクをつけたまま、場所を選ばず行うことができます。
①口を閉じましょう。
②閉じたまま、舌の先で歯茎の外側をなぞるようにして、一周させましょう。
③右回りで20回繰り返したら、20秒から30秒程度休憩しましょう。
④左回りでも、同じように20回繰り返しましょう。
筋肉に刺激を与えるため、舌を一周させるときには、ゆっくり行うようにしましょう。頬の筋肉を、内側から持ち上げるようにすると、筋肉のコリをほぐす効果が期待できます。
顔痩せの方法②顔のマッサージ
顔のトレーニングと平行して、顔のマッサージも行ってみましょう。顔の部位によって、次の流れで行うことをおすすめします。
フェイスラインマッサージ
フェイスラインがふくらむと、二重顎のような状態になり、顔が大きく見えてしまいます。解消するためのマッサージを紹介します。
①マッサージしやすいよう、顔にクリームやオイルを塗りましょう。
②2本指を顎に当てましょう。
③フェイスラインに沿って、エラの角へ向かって軽く上げて流していきましょう。
耳のマッサージ
耳の血流を良くすると、むくみ解消効果が期待できるうえ、目が開きやすくなります。
①口を開けて、耳前から下までの間でどこがくぼむかを確認しましょう。
②軽く口を開けた状態で、くぼんだ箇所を指でほぐしましょう。1箇所につき、30秒程度が目安です。
③ほぐしたら、耳を強く引っ張り10回大きく回しましょう。これを、左右ともに行います。
スプーンでマッサージ
意外に思われるかも知れませんが、スプーンをマッサージに使うことができます。どのように使うと良いのでしょうか。
①まず、頭皮全体をマッサージしましょう。指の腹を使って頭頂部をほぐし、指の第一関節と第二関節の間で側頭部をほぐします。そうしたら、手のひら全体を使ってこめかみを引き上げましょう。
②目の周りにアイクリームを丁寧に塗りましょう。アイクリームは、まぶたのたるみをケアする役割が期待できます。少量ずつ、目元全体になじませましょう。
③冷蔵庫や氷水などで冷やしておいたティースプーンの腹を使って、リンパを流します。上まぶたは、スプーンのくぼみに親指を入れ、まぶたを引き上げながら眉頭からこめかみまで流しましょう。下まぶたは、目頭から涙袋を通り、こめかみまで流しましょう。それぞれ3回から5回ずつ行ったら、仕上げにスプーンをこめかみに当ててクルクルとマッサージしましょう。
顔痩せを行うときの注意点
顔痩せ効果を期待できる運動やマッサージを行うときに、気を付けておきたいポイントがあります。きれいに顔痩せするためにも、事前に注意点を把握しておきましょう。
ここでは顔痩せケアを行うときの注意点を解説します。
肌を温めてから行う
マッサージや運動を行う前は、必ず顔全体の肌を温めてから始めます。肌が硬い状態で無理にツボ押しやマッサージをしてしまうと、シワの原因になりかねません。顔が痩せたとしても、シワが目立ってしまっては困りますよね。
お風呂上がりや洗顔後などにマッサージをするのがおすすめです。肌が十分にうるおっており、お湯で温まっている状態がベスト。ホットタオルを乗せて温めた後も適しています。
肌に刺激を与えない
マッサージを行うときは、強くこすって摩擦を与えないように注意しましょう。マッサージの効果を出そうとして力を入れすぎると、かえって肌荒れの原因になることも。マッサージの強さは、指の圧力が肌に軽く乗る程度で十分です。また、長時間やり過ぎないことも大切です。
マッサージ前にクリームやオイルを塗っておくのもポイント。指のすべりを良くすることで、肌への負担を減らすことができます。好きな香りがついたものを使うと、リラックス効果も得られて継続しやすくなるのでおすすめです。
無理はしない
その日の体調に合わせて無理せず行うのも大切です。マッサージやトレーニングをすると血行が良くなります。体調が悪いときは血行が良くなることで、かえって症状の悪化につながる場合があります。体調に合わせて、無理なくマッサージやトレーニングを行うことが大切です。
また、食後やお酒を飲んだ後のマッサージやトレーニングは避けましょう。消化不良につながったり、酔いが早く回ったりするので注意が必要です。
日常生活で簡単に顔痩せする方法
顔痩せのトレーニングやマッサージ以外にも、日々の生活のなかでできる顔痩せ対策もあります。集中的にケアするのと同時に、生活習慣を見直していけばよりきれいに顔痩せできるでしょう。
ここでは顔痩せにおすすめの方法を解説します。
食事内容を見直す
食生活で気を付けたいのは塩分やアルコールの摂りすぎです。塩分やアルコールの摂りすぎはむくみにつながり、顔痩せしたい人にとっては大きな壁になります。食事内容を見直し、塩分やアルコールを摂りすぎないようにすることが重要です。
むくみケアとして有効なのがカリウムの摂取。カリウムには余分な塩分を体外に排出する働きがあるため、意識して摂ることをおすすめします。カリウムは生野菜やフルーツなどに多く含まれていますが、水溶性なので調理損失が大きい栄養素です。生野菜サラダや汁ごと食べられるスープで食べるのがおすすめです。
表情筋を使う
顔の周りにある表情筋を動かすことも重要なポイント。表情筋は使わないと、どんどん衰えるため意識して動かすことが大切です。
昨今は感染症の影響で在宅ワークが増え、人と話す機会が減っている傾向にあります。その分笑う回数も少なくなりがちです。
そこで、顔の筋肉を使った運動を積極的に取り入れ、普段から表情筋を鍛えておくことがおすすめです。顔の筋肉を動かすことで口角も上がるため、顔痩せしながら若々しさをキープすることにもつながります。
また、食事をよく噛んで食べると、表情筋や口輪筋が鍛えられます。一口30回程度噛むことを目安にして、しっかり口を動かすように心がけましょう。根菜類など噛みごたえのある食材を選ぶのもコツです。
正しい姿勢で過ごす
正しい姿勢を維持することも大切です。特に猫背の人は骨格のバランスが崩れていることが多くみられます。姿勢が悪いと骨格の歪みが定着してしまい、体全体に脂肪がつきやすくなる原因に。姿勢が悪いと言われたことがある人は、正しい姿勢のキープを意識してみてください。
スマートフォンを見るときの姿勢にも注意が必要です。長時間下を向いていると猫背になりやすくなります。さらに、同じ姿勢を続けていると筋肉が緊張してくるため、血行不良やむくみの原因になることもあります。適度に休憩時間をはさむなどの工夫をして、姿勢が乱れないように意識することが大切です。
顔痩せを継続するための裏技
顔痩せのトレーニングやマッサージを紹介しましたが、自分でやるのを面倒に感じたり、なかなか続かなかったりすることがあるかも知れません。そんな人には、次の方法はいかがでしょうか。
小顔グッズを使う
店舗には、美顔器や小顔ローラーなど、手軽に使える小顔グッズが数多く売られています。これらのグッズは、むくみ解消やリンパの流れを良くするためのもので、使い方に慣れていない人でも簡単に使えるようになっています。
ツボをバランス良く刺激したり、マッサージの強弱を自動で行ったりする機能があり、自宅でプロの施術を受けているような気分を味わえます。1週間毎日使うと、効果が実感できるようなグッズも増えているので、一度試してみると良いでしょう。
エステに通う
自分だけでは続けられない方や、グッズも上手に使う自信がない方は、エステに通いプロの手を借りるのもひとつの手段です。
エステでは、個々の肌質や希望に合った施術方法を提案してくれるので、最適な方法で顔痩せを目指すことができます。そのぶん、自分でマッサージしたりグッズを購入したりするのに比べて費用がかかります。口コミを参考にするなどして、信頼できるエステサロンを選ぶようにしましょう。
まとめ
短期間で顔痩せを目指すのは、難しいように思われるかも知れません。しかし、今回紹介したマッサージやトレーニングをしっかり実行すれば、1週間での顔痩せも夢ではありません。
1週間後に、鏡を見るのが楽しみになるように、ぜひ毎日少しずつ実行してみてください。